11月中旬に京都市左京区の南禅寺に紅葉を見に行った後、北西に10分ほど歩き金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)を訪れました。
金戒光明寺は、浄土宗四ヵ本山のひとつに数えられている大きなお寺で、秋が深まると紅葉を見ることができます。
例年だと、11月20日以降に紅葉が見ごろとなるのですが、2020年の京都は、どこも紅葉が早くなっているので、金戒光明寺もそろそろ見ごろが近づいているだろうと思い、参拝することにしました。
参道と山門周囲の紅葉
市バス停「岡崎神社前」から北に3分ほど歩くと、金戒光明寺の南門が現れます。
南門をくぐって、少し歩けば、蓮池の前に出てきます。
蓮池のほとりでは、十月桜が咲いていました。
桜は春に咲くものと思われがちですが、十月桜のように秋や冬に咲く桜もあります。
蓮池近くの参道では、カエデが真っ赤に色づいていました。
ここのカエデは、いつも早めに紅葉し、しかも鮮やかな赤色になります。
参道の右側のカエデは、紅葉に時間がかかっています。
参道を上り、左に曲がると御影堂(みえいどう)が建っています。
御影堂の入り口は、庭園の拝観受付となっています。
2020年の京都の紅葉の名所では、事前予約が必要なところがいくつかあり、金戒光明寺もそのひとつです。
予約なしでも、空きがあれば拝観可能ですが、予約しておくのが無難でしょう。
なお、2020年の京都の紅葉の注意点は以下にまとめていますので、紅葉狩りの前にご覧になってください。
御影堂の右前に建つ阿弥陀堂。
今回は、阿弥陀堂にお参りをします。
中には、金色の大きな阿弥陀さまがいらっしゃいますよ。
御影堂の前の石段を下りると山門が建っています。
さらに山門を抜けて石段を下ります。
そして、振り返り、紅葉と山門を見上げます。
山門周囲の紅葉は、見ごろに近づいていました。
山門の裏は、まだ青葉が目立つカエデもありますが、山門の南側は、ほぼ見ごろでしたよ。
三重塔と紅葉
再び蓮池付近へ。
そして、東側の墓地の石段を上ります。
石段の先には、三重塔が建っています。
石段の両脇に植えられているカエデは、日当たりが良いため、すでにきれいに紅葉していました。
三重塔の北側のカエデは、まだ青葉が残っていますが、色づいている葉は真っ赤です。
あと数日で、全体が赤く色づくでしょう。
三重塔の前から京都市街を見渡します。
眼下には、先ほど見た三重塔も見えます。
カエデは、上の方から葉が赤くなるので、見下ろすと全体が真っ赤になっているように見えます。
墓地を北に進むと、塔頭(たっちゅう)の西雲院が建っています。
西雲院の紅葉も、毎年きれいですね。
ここも日当たりが良いためか、鮮やかな赤色に色づいていましたよ。
金戒光明寺の紅葉は、11月17日頃から境内全体が見ごろに入って来るのではないでしょうか。
この後は、北隣の真如堂に紅葉を見に行きます。
なお、金戒光明寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。