11月上旬。
京都市伏見区の北向山不動院に参拝した後、南西に7分ほど歩き城南宮を訪れました。
11月の城南宮は、七五三で訪れる家族の姿をよく見かけます。
また、神苑の紅葉もきれいなので、紅葉狩りで訪れる方もいますね。
サザンカと菊
城南宮の最寄り駅は、地下鉄も近鉄電車もともに竹田駅です。
駅からは、南西に徒歩約15分ですね。
城南宮の東側の鳥居に到着しました。
鳥居の近くでは、サザンカが真っ白な花をたくさん咲かせていました。
サザンカが咲き始めると、そろそろ冬が近づいているなと感じますね。
参道を西に歩きます。
上の写真は無人ですが、境内では着物を着た子供たちの姿が見られましたよ。
やはり、11月は七五三のお参りが多いですね。
参道を西に進むと駐車場があります。
その駐車場の一角には、交通安全祈祷修払所があります。
建物の正面に自動車やバイクなどを止め、交通安全のお祓いをしてもらえます。
小型船舶のお祓いもしてもらえるそうです。
城南宮の西は国道1号線が走っています。
高速道路の京都南インターチェンジも近くにあるので、交通安全のお参りに最適な立地ですね。
参道を東に少し戻り、城南鳥居の前にやってきました。
城南鳥居の上には、太陽、月、星の三光の御神紋が記されています。
こちらも忘れずに見ておきましょう。
城南鳥居をくぐると正面に拝殿が建っています。
そして、拝殿の東側には、菊がたくさん並んでいました。
城南宮では、秋になると菊を見られます。
様々な姿をした菊が一所に並べられていると、その場所だけとても華やかに見えます。
紅葉し始めたカエデ
それでは本殿にお参りをしましょう。
本殿の屋根は2018年に吹き替え工事が完了したばかりなので、とてもきれいです。
祭神として祀られているのは、国常立尊(くにのとこたちのみこと)、八千矛神(やちほこのかみ)、息長帯日売尊(おきながたらしひめのみこと)です。
息長帯日売尊は、神功皇后のことで、三光の御神紋は、神功皇后の御座船の旗印に由来しているそうです。
城南宮は、平安遷都にあたり、王城の南の守護神として創建され、応徳3年(1086年)に白河上皇が鳥羽殿を造営した際に鎮守社として崇められたと伝えられています。
境内を囲むようにして設けられている神苑をちょっと覗いてみました。
東側の平安の庭は、11月上旬にしては紅葉の進みが早いです。
すでに真っ赤になっているカエデも見られます。
城南宮では、毎年11月3日に曲水の宴が催されます。
その日は、神苑が無料開放されるのですが、2020年は新型コロナウイルスの影響により中止となりました。
曲水の宴は、4月29日にも行われます。
来年は、曲水の宴が催されることを願いましょう。
参道の東側の鳥居近くに植えられているカエデも、上の方が赤く色づいていました。
こちらは、まだ見ごろ前です。
それでも、例年よりも紅葉の進みが早いです。
これからの天気次第ではありますが、今年の京都の紅葉の見ごろは、全体的に早くなりそうです。
そろそろ城南宮から出ましょう。
境内は、七五三のお参りに来ている家族連れの参拝者で賑わっていましたよ。
なお、城南宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。