3月中旬。
京都市上京区の水火天満宮に参拝しました。
水火天満宮には、早咲きの紅枝垂れ桜が植えられており、毎年3月の終わりから4月の始めにかけて見ごろを迎えます。
2020年は暖冬だったため、京都では早咲きの桜が例年よりも1週間ほど早く咲いています。
水火天満宮の紅枝垂れ桜も、例年だとまだつぼみですが、今年はもう咲き始めているのではないかと思い見てきました。
安産の玉子神石
水火天満宮は、市バス停「天神公園前」で下車してすぐの場所にあります。
堀川通に面する鳥居の前に到着。
鳥居をくぐると紅枝垂れ桜がすぐに目に入るのですが、まずは本殿にお参りをしましょう。
祭神として祀られているのは菅原道真で、火難、水難、干ばつの慈雨の守護神として崇められています。
境内には、菅原道真が降臨したと伝えられている登天石もありますよ。
石と言えば、本殿の東側の小さな祠に祀られている玉子神石も拝んでおきたいですね。
その名のとおり玉子型をしています。
この玉子神石は、安産にご利益があると信仰されています。
妊娠5ヶ月目以後にこの石に触れて祈願すると、玉子のようにつるりと産まれるのだとか。
咲き始めの紅枝垂れ桜
さて、水火天満宮の紅枝垂れ桜ですが、境内の中央付近に2本植えられています。
1本は一重の紅枝垂れ桜、もう1本は八重の紅枝垂れ桜です。
早咲きの紅枝垂れ桜は一重の方です。
その一重の紅枝垂れ桜は、予想したとおり、もう咲き始めていました。
枝先には、紅色の小さな花がちらほらと見えます。
ガラス窓に紅枝垂れ桜が映っていましたが、うまく撮影できませんでした。
3月中旬の一重の紅枝垂れ桜は、全体的にこんな感じです。
枝先の一重の花がきれいではありますが、まだつぼみの方が圧倒的に多いです。
見上げると、ほとんど枝だけの状態。
水火天満宮には、2本の紅枝垂れ桜と1本の八重桜が植えられていますが、いずれも近くの小学校の卒業生が、自身の成功を記念して植えたものです。
紅枝垂れ桜は2本とも背が高いですが、八重桜はまだそれほど背が高くありません。
ちなみに八重桜は水火天満宮と公園の間辺りに植えられており、開花時期は4月中旬です。
手水鉢に設置されている竹の先から、ちょろちょろと流れる清らかな水。
手水鉢越しに満開の紅枝垂れ桜が見られるようになるのは、3月24日以降になりそうです。
なお、水火天満宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。