5月上旬に京都市左京区の真如堂に参拝した後、南隣の金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)にも参拝しました。
金戒光明寺には、境内に比較的多くのカエデが植えられているため、初夏は新緑がきれいです。
浄土宗四ヵ本山のひとつに数えられているお寺とあって、境内はとても広く、様々な場所で新緑を楽しめますね。
西雲院で咲く牡丹
市バス停「岡崎神社前」で下車して、北に5分ほど歩くと、金戒光明寺の南門の前に到着します。
今回は、真如堂に参拝後だったので、北側から境内に入ることに。
境内の北側には、塔頭(たっちゅう)の西雲院が建っています。
何気なく、外から境内を覗くと、ボタンがたくさん咲いていたので見ていくことに。
ボタンは、本堂の前に植えられています。
赤色のボタンは、少ししおれており、そろそろ見ごろを終えようとしていました。
黄色のボタンは、見ごろ。
薄い黄色の花がみずみずしいですね。
この日は、汗ばむ陽気だったのですが、黄色のボタンが清涼感を与えてくれました。
紫色のボタンも見ごろです。
ボタンは、4月中に見ておきたかったですね。
5月に入って、花が弱々しくなってきています。
金戒光明寺の新緑
西雲院のボタンを見た後は、墓地を通って、金戒光明寺の諸堂が建つ辺りに向かいます。
墓地には、会津藩士のお墓がありますよ。
墓地の南には三重塔が建っているのですが、工事をしていました。
そう言えば、真如堂の三重塔も工事をしていましたね。
墓地の石段を下り、蓮池の近くにやって来ました。
蓮池には極楽橋が架かり、その周囲では、カエデが、びっしりと青葉をつけていましたよ。
キリシマツツジは赤い花を咲かせていましたが、そろそろ見ごろを終えようとしています。
参道の新緑がきれいですね。
初夏らしい風景であります。
緩やかな上り坂となっている参道の上には、諸堂が建ち並んでいます。
その中で、最も大きなのが御影堂(みえいどう)ですが、今回は御影堂ではなく阿弥陀堂にお参りをしました。
阿弥陀堂の前に植えられている桜も、青々とした葉をたくさん付けています。
1ヶ月前には、薄紅色の花がたくさん咲いていたのですが、桜の衣替えはとても早いですね。
金戒光明寺と言えば、境内の南側に建つ山門も見ておきたいですね。
山門前のカエデも、黄緑色の葉が美しいです。
また、赤色の葉を付けているカエデもあり、初夏なのに秋のような風情を感じられます。
晴れている日は、特に山門とカエデが美しく見えます。
山門をくぐると、下りの石段があります。
石段は、やや急なので、ゆっくりと下りないと危険です。
不安な方は、東側の参道を歩いて山門の下に行くことをおすすめします。
初夏の西雲院も金戒光明寺も人が少なく、心静かに境内を歩くことができました。
なお、金戒光明寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。