3月下旬。
京都市伏見区の醍醐寺に参拝しました。
醍醐寺は、世界遺産に登録されている寺院で、境内が広く、五重塔や金堂など多くの建物が建っています。
一度訪れれば、さすが世界遺産に登録されるお寺だと感心するはずです。
醍醐寺は、春の桜が特に美しく、境内のいたるところで数多くの桜を観賞できます。
霊宝館を拝観
醍醐寺は、地下鉄醍醐駅で下車して東に約13分歩いた辺りに建っています。
総門前に到着。
左側の枝垂れ桜は満開です。
右側の八重紅枝垂れ桜も、早くも開花し見ごろ間近となっていました。
総門をくぐり三宝院前の拝観受付で、拝観券を購入します。
醍醐寺では、三宝院、伽藍、霊宝館の3ヶ所共通の拝観券のみとなっており、春と秋は1,500円です。
その他の季節は800円です。
最初に向かったのは霊宝館です。
受付で拝観券を提示し門をくぐります。
霊宝館では、醍醐寺に伝わる様々な寺宝が展示されています。
通年で展示されている仏像や絵画もあれば、特別に公開される寺宝もあります。
私が訪れた日は、新出の杉戸絵が展示されていましたよ。
展示されていた杉戸絵は、狩野寿石敦信、山本深川、山口素岳などによって制作されたものです。
他に国宝に指定されている宋版一切経や薬師三尊像なども展示されていますし、重要文化財の五大明王像なども鑑賞できますよ。
霊宝館で満開になった桜
霊宝館の外に出ます。
霊宝館の見どころは、宝物だけではありません。
春は、桜もきれいなのです。
ソメイヨシノが満開見ごろとなっていますね。
枝垂れ桜も満開です。
奥に見える建物と比較すればわかると思いますが、醍醐寺霊宝館に植えられている桜は、どれも大きくて迫力があります。
特に目を引くのが、霊宝館の南側に植えられている枝を横いっぱいに伸ばした枝垂れ桜です。
少し散り始めていましたが、十分に見ごろを保っています。
見事としか言いようのない枝垂れ桜です。
この日、霊宝館はとても混雑していました。
以前は、霊宝館の桜を見る人は少なかったんですけどね。
昔は、三宝院、伽藍、霊宝館を別々に拝観することができ、その当時は、三宝院と伽藍を拝観する人は多かったのですが、霊宝館に入る人はあまりいませんでした。
霊宝館にこのような立派な桜が植えられていることを知らなかった人が多かったのでしょうね。
でも、今は3ヶ所共通の拝観券となっているので、醍醐寺を訪れたら霊宝館も鑑賞しないともったいないですから、春の霊宝館にもたくさんの人が訪れるようになったようです。
霊宝館の南側のヤマザクラが散り始めていました。
それでも、十分見ごろを保っていましたよ。
仏像棟から眺める枝垂れ桜もきれいですね。
ちなみに霊宝館の中には、休憩室があり、そこのソファに座ってこの枝垂れ桜を観賞することもできますよ。
それにしても立派なソメイヨシノです。
樹齢100年を超えるソメイヨシノだそうです。
こんなに長生きするソメイヨシノがあるんですね。
この日は青空が爽やかでした。
まさにお花見日和。
早いもので、八重桜も咲いていましたよ。
霊宝館の桜を見終わり、門の外に出ました。
霊宝館前の参道の桜はどれも満開ですね。
この後は、三宝院を拝観します。