11月中旬に紅葉狩りに訪れた等持院。
方丈南庭の紅葉を見た後は書院へと向かいます。
書院からは、のんびりとくつろぎながら方丈北庭を鑑賞できるんですよね。
書院から眺める芙蓉池
北庭は、大きく西側の芙蓉池と東側の心字池に分かれています。
書院から見えるのは、芙蓉池です。
抹茶席も用意されているので、お茶を飲みながら、のんびりと芙蓉池を眺めることもできますよ。
でも、私が訪れた時は団体さんがお越しで、じっくりとお茶と庭園を楽しむことができる状況ではなかったのですが。
北庭は、書院から眺めるだけでなく回遊することもできます。
なので、スリッパを履いて庭に下りることに。
縁側の近くには真っ赤な実をたくさんつけたナンテンがありました。
心字池を鮮やかに彩る紅葉
書院を出て向かうのは、北庭の東側に広がる心字池です。
心字池の周囲には、たくさんのカエデが植えられています。
ほとんどの葉が赤く色づき、紅葉が見ごろになっていました。
特に鮮やかに色づいていたのが、池の南側に植えられているカエデでした。
日差しをいっぱいに浴びて輝いているモミジは、とても鮮やかな赤色をしていましたよ。
サザンカも満開。
咲いて間もなかったのか、花に汚れがなく、とてもきれいでした。
純白のサザンカも咲いていますね。
モミジの赤色との対比でみると、その白さが際立ちます。
心字池に映り込む紅葉もきれいでしたよ。
この日は、晴れたり曇ったりを繰り返すような天気でしたが、晴天だと、水面にくっきりとモミジが映し出されることでしょう。
遊歩道のモミジも真っ赤。
団体さんも北庭を回遊していましたが、広い庭園なので、それほど気になりませんでした。
また、団体さんを除けば、あまり拝観者が多くなかったので、落ち着いて紅葉狩りができましたよ。
近くに龍安寺や金閣寺といった有名寺院があるので、多くの人がそちらに行って、等持院は人出が少ないのかもしれませんね。
池の上で真っ赤に色づいたモミジ。
心字池には、亀島という大小2つの浮島があります。
その亀島にも渡ることができ、池の中央から紅葉を観賞しました。
なかなか良い眺めであります。
最後は芙蓉池に向かい、茶室の清漣亭(せいれんてい)を見ることに。
茶室脇のモミジが控えめな感じが趣があって良いですね。
いつまでも庭園を回遊し続けたいのですが、長い時間、歩き回っているのは他の拝観者の邪魔になるでしょうから、30分程度で書院に戻りました。
また違う季節に訪れて、庭園を鑑賞したいですね。
なお、等持院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。