参道と庭園で進み具合が異なる曼殊院の紅葉

叡山電車の修学院駅から東に20分ほど歩くと曼殊院の参道が現れます。

曼殊院は、代々皇室関係者が住職となってきた門跡寺院(もんぜきじいん)です。

門跡寺院は、どこも格式が高く、曼殊院もその例にもれません。

秋には、その格式高い建物にぴったりの真っ赤な紅葉を見ることができます。

ということで、11月中旬に曼殊院に紅葉を見に行ってきました。

参道から勅使門までの紅葉

参道の入り口に到着すると、真っ赤に染まったカエデが出迎えてくれました。

参道入り口

参道入り口

隣にある武田薬品の京都薬用植物園の入口にあるカエデも真っ赤に染まっていました。

京都薬用植物園の紅葉

京都薬用植物園の紅葉

参道を進んでいくと、赤い葉、オレンジ色の葉、緑色の葉と様々な色のモミジが現れます。

参道

参道

参道入り口のモミジを見た感じでは、見ごろに近づいていると思ったのですが、意外と青葉も残っている状況。

参道の奥まで来ると左に弁天堂が建っています。

弁天堂

弁天堂

弁天堂の周囲に植えられているカエデは、どれも赤く染まっており見ごろを迎えていました。

この辺りは日当たりが良いので、紅葉の進みが早いようです。

曼殊院の勅使門の前にあるカエデは、上が赤色で下が緑色の状態。

勅使門と紅葉

勅使門と紅葉

この木が真っ赤に染まるのに、それほど時間がかからないのではないでしょうか。

庭園のカエデは色付き始め

曼殊院の拝観受付は勅使門ではなく、そこから左に進んだ北側の門にあります。

入口

入口

拝観料は600円です。

玄関で靴を脱ぎ、建物の中に入ります。

曼殊院は、庭園に出ることはできません。

なので、庭園の鑑賞は建物内からということになります。

庭園は枯山水庭園で、鶴島と亀島が配されています。

枯山水庭園

枯山水庭園

上の写真に写っているのは鶴島です。

立派な五葉の松を鶴の形にかたどっています。

今にも飛んでいきそうですね。

肝心の紅葉は、まだ色付き始めたばかりのようです。

庭園奥の紅葉

庭園奥の紅葉

参道入り口や勅使門前の紅葉を見て期待したのですが、庭園は紅葉の進み具合が遅いようですね。

最も色付いていたのは、庭園奥のカエデでした。

紅葉のアップ

紅葉のアップ

まだ青葉が残っていますが、これくらい色付いていれば満足できますね。

でも、山側のカエデは見てのとおり、ほとんどが青葉の状態でした。

青葉が目立つ

青葉が目立つ

もう少し紅葉が進んでいると思ったのですが、予想が外れましたね。

順路に従い、建物内の展示品を見て歩き、中庭に到着。

中庭のイチョウ

中庭のイチョウ

ここのイチョウは、金色に染まって見ごろを迎えていましたよ。

茶席からも眺めることができるので、ゆっくりとしたい方はどうぞ。

曼殊院に訪れたのは11月12日でした。

11月20日くらいには、庭園の紅葉も良い感じになっているのではないでしょうか。

なお、曼殊院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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