10月末に京都市東山区の八坂神社に参拝した後、東隣の円山公園を訪れました。
円山公園は、広々とした公園で、春の桜が人気です。
桜が満開の時期は、大混雑しますが、それ以外の季節は人がまばらで、のんびりと散策できます。
色づいていく木々
円山公園には、京阪電車の祇園四条駅から東に約8分歩くと到着します。
八坂神社の境内を抜けていくのが近道ですね。
八坂神社の北東角の鳥居から円山公園に入ると、思った以上に木々が紅葉し始めていました。
頭上には、爽やかな秋空が広がります。
円山公園は敷地が広いので、空がより広大に見えますね。
そして、木々も赤くなってきており、秋らしい風景になっていました。
円山公園の象徴である祇園枝垂れ桜は、葉が少なくなっていました。
この姿を見ると、冬が近づいているのを感じます。
とは言え、京都は10月に一気に気温が下がって来たといっても、まだ25度くらいまで最高気温が上がる日があり暖かいです。
観光に適した気候ですね。
池の周囲の木々も、紅葉が始まっていました。
この辺りは、海外からお越しの方の姿をよく見かけます。
以前から、円山公園は、外国人が多かったのですが、ここ10年の間に一気に増えていますね。
秋空の下で、カエデがきれいに色づき始めていました。
上の方の葉が真っ赤で、そこだけを見ると紅葉が見ごろを迎えているようであります。
公園内を東に向かって歩いていきます。
円山公園は東西に長い公園で、西側に多くの旅行者や観光客の方がいますが、東側は人が少ないです。
円山公園の東には東山があり、そのふもとは日影になりやすいためか、まだ青葉がいっぱいでした。
料亭の左阿弥。
円山公園には、かつて、正阿弥、春阿弥、庭阿弥、連阿弥、也阿弥、左阿弥があり、六阿弥と言われていましたが、現在は、左阿弥だけしか残っていません。
左阿弥から緩やかな坂道を上り、円山公園の一番高い場所にやって来ました。
宙に赤い花が浮いているなと思ったら萩でした。
今年は、萩の開花が遅かったので、この時期でも、まだちらほらと咲いているのを見かけます。
東屋の近くのカエデは、日当たりが良いためか、紅葉の進みが早いですね。
この様子だと、11月10日頃に東屋の周辺は、きれいに紅葉しそうです。
遊歩道わきのカエデも、順調に紅葉が進んでいました。
円山公園の紅葉の見ごろは、例年11月下旬ですが、今年は早まるかもしれません。
ただ、京都は、11月に入ってから気温が下がってきていないので、まだ紅葉がどうなるかはわかりません。
これからの気候次第ですね。
円山公園は紅葉もきれいですから、11月に京都を訪れる際は、円山公園に立ち寄るのも良いですよ。