本妙寺の本堂前で咲き始めた萩・2023年

9月19日。

京都市左京区の本妙寺に参拝しました。

本妙寺は、3名の赤穂浪士のお墓があることから義士の寺と呼ばれており、この時期は、本堂前に植えられている萩が赤色の花を咲かせます。

今回の参拝は、その萩を見ることが目的であります。

見ごろ前の萩

本妙寺には、地下鉄の東山駅から東大路通を北に5分ほど歩くと到着します。

東大路通と仁王門通の交差点の北東ですね。

本妙寺の山門の前にやって来ました。

山門

山門

山門をくぐって境内に入ると、重層造の本堂が建っているのでお参りをしましょう。

本堂

本堂

この日は、法要が行われるのか、本堂の戸が開いていました。

さて、本堂前の萩ですが、花は咲いていたものの、数が少なめでした。

本堂前の萩

本堂前の萩

例年だと、見ごろを迎えている頃なのですが、今年は花が咲き進むのが遅いようで、まだ咲き始めて間もない感じです。

それでも、枝先には、赤色の花がいくつも咲いており、ここだけを見ると見ごろに入っているように感じます。

本堂の屋根と萩

本堂の屋根と萩

秋空を背景に見る萩。

秋空と萩

秋空と萩

この角度からだと、花が少なく物足りないですね。

最も多くの花をつけていたのは、下向きに伸びた枝先でした。

萩の枝先

萩の枝先

本妙寺は、日蓮宗妙覚寺派のお寺で、正和4年(1315年)に日像が、渡辺氏の帰依を受け創建したのが始まりです。

その後、中絶したものの、天正2年(1574年)に日典が再興しています。

しかし、その後も火災で焼失。

現在の姿となったのは、享保13年(1728年)で、寺伝では、日正が再建したとのこと。

本堂の脇では、ムラサキシキブが小さな実をたくさん付けていました。

ムラサキシキブ

ムラサキシキブ

今の時期は、ムラサキシキブの実をちらほらと見かけることがありますね。

境内の南東角に建つ鐘楼。

鐘楼

鐘楼

その鐘楼の近くでは、白色の萩も咲いていましたが、こちらは本堂前の萩よりもさらに花数が少なく、今咲き始めたのではないかと思うほどでした。

白色の萩

白色の萩

今年の京都の萩は、全体的に開花が遅く、本格的な見ごろを迎えるのは、9月25日以降になりそうです。

本妙寺を出て、仁王門通を東に少し歩くと、フヨウが咲いていました。

フヨウ

フヨウ

このフヨウも、毎年、この時期にピンク色と白色の花を咲かせますが、今年は萩と同じく、開花が遅かったようで例年より花数が少なかったです。

本妙寺の萩は、9月19日の時点で見ごろ前でした。

本堂前の萩は、9月25日頃には見ごろを迎えそうですが、白色の萩の見ごろは9月末頃になりそうです。

この後は、平安神宮の神苑を見に来ます。

なお、本妙寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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