満願寺の門前で満開になった桜・2022年

4月上旬に京都市左京区の平安神宮に桜を見に行った後、東に約5分歩き、満願寺に参拝しました。

満願寺は、住宅街の中にある小さなお寺で、訪れる人がとても少ないです。

春には、門前のソメイヨシノと境内の枝垂れ桜が咲きますが、参拝者はほとんどおらず、静かに観賞できます。

満開の桜

満願寺には、地下鉄の蹴上駅から北西に約12分歩くと到着します。

市バスだと「岡崎法勝寺町」から北東に徒歩約5分です。

満願寺の門前にやって来ると、ソメイヨシノが満開になっていました。

入り口

入り口

山門と一緒に見る満開の桜。

山門と桜

山門と桜

向きを変え、鎮守社の屋根を背景に桜を見上げます。

屋根と桜

屋根と桜

見事な咲きっぷりであります。

山門をくぐると正面に本堂が建っているのでお参りをしましょう。

本堂

本堂

本堂の前に立つ鎮守社は、2018年の台風で倒壊したのですが、今は再建されています。

鎮守社

鎮守社

境内の枝垂れ桜は、見ごろを終えようとしていました。

青空と枝垂れ桜

青空と枝垂れ桜

一重の枝垂れ桜は、毎年3月下旬から4月上旬にかけて見ごろを迎えますが、今年は、見ごろを終えるのがやや早いですね。

見ごろを終えようとする枝垂れ桜

見ごろを終えようとする枝垂れ桜

枝垂れ桜の近くには、俊寛僧都故居之地の石碑が置かれています。

俊寛僧都故居之地の石碑

俊寛僧都故居之地の石碑

人の背よりも高い大きな石碑です。

俊寛は、鹿ヶ谷の変で平家の転覆を画策したことがばれ、鬼界ヶ島に流罪となったことで知られています。

満願寺がある地は、かつて俊寛が住んでいた場所と伝えられています。

満願寺は、日蓮宗のお寺ですが、その歴史は古く天慶3年(940年)に北野朝日寺の最珍を開山として創建され、当初は真言宗のお寺でした。

日蓮宗に改宗したのは元禄10年(1697年)で、当地に移転したのは元禄15年です。

鳥居越しに見る満開の桜。

鳥居と桜

鳥居と桜

この日も普段と変わらず、満願寺に参拝する人はほとんどいませんでした。

境内

境内

京都には、桜の名所がたくさんあり、春に大勢の観光客の方が訪れます。

一方で、満願寺のようにきれいな桜を見られるところでも、まだ人に知られていないところもあります。

有名な桜の名所の周辺を歩いていると穴場が見つかることもありますから、春の京都観光の際は、目的地の周辺も散策することをおすすめします。

この後は、岡崎神社に桜を見に行きます。

なお、満願寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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