3月下旬に京都市左京区の桜花苑と熊野若王子神社の桜を見た後、哲学の道を歩きました。
哲学の道は、琵琶湖疏水の疏水分線に沿って設けられた散策路です。
疏水の脇には、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、ヤマザクラなどの桜が植えられており、春になると散策路が桜色に包まれます。
見ごろに入った桜と見ごろ前の桜
今回は、若王子橋(にゃくおうじばし)から北に向かって哲学の道を歩きました。
若王子橋には、市バス停「東天王町」から東に徒歩約10分で到着します。
若王子橋の近くの桜は、見ごろを迎えていました。
例年なら、大混雑するはずの哲学の道ですが、今年は新型コロナウイルスの影響で、海外からの旅行者が全くおらず、閑散としています。
西に目をやると、光雲寺の近くで、桜が満開になっていました。
あの桜は、彼岸桜でしょうか。
ソメイヨシノよりも、花の色がやや濃いですね。
北に向かって哲学の道を歩きます。
人が誰もいません。
のどかな風景が、ゆっくりと後ろに流れていきます。
ソメイヨシノは、北に行けば行くほど、開花が遅いようです。
若王子橋付近は見ごろだったソメイヨシノも、途中から見ごろ前のものが目立つようになってきます。
途中、大豊神社に立ち寄り枝垂れ桜を見てきました。
さらに北に向かって歩きます。
ソメイヨシノに混ざって、オオシマザクラが真っ白な花をたくさん咲かせていました。
哲学の道のオオシマザクラは、ソメイヨシノよりも開花がやや早めです。
哲学の道の中ほどまでやって来ました。
この辺りは、ソメイヨシノが2分咲きから3分咲きです。
同じような場所に植えられているのに咲き具合に違いがあるのは、どうしてなのでしょうか。
哲学の道沿いには、雪柳も植えられていますよ。
小さな白色の花をたくさん咲かせた姿は、まさに雪が積もったようです。
哲学の道の北の端に近づいてきたところで、枝垂れ桜が現れました。
この枝垂れ桜は、満開ですね。
疏水に向かって垂れさがる枝に咲いた花に風情を感じます。
見上げれば、ヤマザクラも、たくさんの花を咲かせていました。
哲学の道を北に進んでいくと、途中から今出川通に合流し、進路が西に変わります。
この辺りで、哲学の道は終わりですが、歩道脇の桜並木を見ながら歩いていきます。
今出川通沿いのソメイヨシノは、5分咲きから7分咲きでした。
道路には、タクシーがたくさん止まっていましたが、タクシーの行列を抜けると人も車も少なくなります。
青空の下で見る桜は、なんともきれいであります。
哲学の道の桜は、北の方の開花が遅れているようでした。
桜の見ごろは、4月4日頃まで続きそうです。
桜が散った後にできる疏水分線の花筏もきれいですよ。
この後は、宗忠神社と竹中稲荷神社に桜を見に行きます。
なお、哲学の道の詳細については以下のページを参考にしてみてください。