3月下旬に京都市東山区の円山公園の枝垂れ桜を見た後、西隣の八坂神社に参拝しました。
八坂神社には、桜があまり植えられていないので、春にお花見を目的に訪れる人は、それほど多くありません。
でも、桜の名所の円山公園が近くにあることから、ついでに立ち寄っていく人が多く、春も境内が賑わっています。
咲き始めたソメイヨシノ
八坂神社の最寄り駅は、京阪電車の祇園四条駅です。
駅からは、四条通を東に5分ほど歩けば、八坂神社の西楼門前に到着します。
今回は、円山公園から八坂神社に向かったので、北東にある鳥居から境内に入りました。
鳥居をくぐり、境内の東側の参道を南に向かって歩きます。
その途中に美人祈願の神さまを祀る美御前社(うつくしごぜんしゃ)が建っています。
美御前社の脇に植えられているソメイヨシノは咲き始めでした。
本殿の前にやって来ました。
いつもより人が少なめですが、徐々に参拝者が戻りつつあります。
それでは本殿にお参りをしましょう。
祭神として祀られているのは、厄除けの神さまの素戔嗚尊(すさのおのみこと)です。
コロナ騒ぎが早く収まるようにお願いしておきましょう。
本殿の西側には、茅の輪が設置されています。
2020年の春に疫病退散のために設置されてから約1年が経ちます。
途中、茅の輪が置かれなくなった時期もあったのですが、また、再設置され、今にいたります。
毎年、祇園祭の最終日の7月31日に茅の輪が登場するのですが、ずっと設置されたままだと、なんだかありがたみが感じられなくなってきますね。
八坂神社では、本殿が国宝に指定され、それを祝うのぼりも、境内に設置されています。
南楼門の近くに植えられているソメイヨシノは、5分咲き程度まで咲き進み、そろそろ見ごろを迎えようとしていました。
本殿の裏に建つ神馬舎の横の八重紅枝垂れ桜は咲き始め。
八重紅枝垂れ桜の見ごろは、例年だと4月10日以降になるのですが、今年は3月中に見ごろを迎えそうです。
南楼門から外に出ます。
南楼門の外にはヤマザクラが数本植えられているのですが、すでにほとんどの花が散っていました。
まだ咲いているヤマザクラもありましたが、見ごろは、ほぼ終わっています。
3月下旬は、例年だとヤマザクラの見ごろ時期なのですが。
2021年の京都の桜は、ソメイヨシノに限らず、開花が早いですね。
南楼門の外に植えられているソメイヨシノは3分咲きでしたよ。
八坂神社を出た後は、南に10分ほど歩き、法観寺にやってきました。
法観寺と言えば、五重塔の八坂の塔であります。
少し離れた場所に植えられている紅枝垂れ桜と一緒に見る八坂の塔は、春の京都の定番の風景になっていますね。
この辺りは、やや人が多かったです。
清水寺から流れてきた観光客や旅行者の方でしょうね。
人が多いと言っても、やはり、今年はいつもの春よりも少なく、上の紅枝垂れ桜の辺りも、それほど混雑していませんでした。
八坂神社のソメイヨシノは、3月27日頃に見ごろを迎えると思います。
この後は、建仁寺に桜を見に行きます。
なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。