豊国神社で開花した蜂須賀桜・2021年

3月上旬。

京都市東山区の豊国神社に参拝しました。

豊国神社には、早咲きの蜂須賀桜(はちすかざくら)が植えられており、3月の早い時期に開花します。

今年の京都の桜の開花は早くなりそうだと言われているので、早咲きの蜂須賀桜も、良い感じに咲き始めているだろうと思い、豊国神社を訪れた次第です。

咲き始めの蜂須賀桜

豊国神社には、京阪電車の七条駅から北東に7分ほど歩くと到着します。

市バスだと、「博物館三十三間堂前」から大和大路通を北に徒歩約3分です。

鳥居の前に到着。

鳥居

鳥居

大和大路通と正面通が交わるあたりは、とても広々としています。

それでいて自動車があまり走っていないので、静かです。

大和大路通の東の東大路通は、とても交通量が多いんですけどね。

鳥居をくぐって石畳の参道へ。

参道

参道

参道の先には、唐門が建っています。

唐門

唐門

豊国神社の唐門は、西本願寺大徳寺とともに国宝三唐門に数えられています。

それでは、唐門から本殿に向かってお参りをしましょう。

豊国神社に祀られているのは、豊臣秀吉です。

出世開運のご利益を授けてくれますよ。

いつ見ても、唐門の装飾は見事です。

唐門の装飾

唐門の装飾

さて、蜂須賀桜ですが、唐門の前に1本植えられています。

灯籠と蜂須賀桜

灯籠と蜂須賀桜

まだ咲き始めて間もないようで、全体的に3分咲きといった感じです。

それでも、枝先に咲いている薄いピンク色の花は、青空を背景にきれいな姿を見せてくれましたよ。

蜂須賀桜のアップ

蜂須賀桜のアップ

蜂須賀桜は、あまり見かけない桜ですが、京都では上京区の清浄華院(しょうじょうけいん)にも植えられています。

蜂須賀桜の向こうには、豊臣秀吉の背中が見えます。

豊臣秀吉と蜂須賀桜

豊臣秀吉と蜂須賀桜

蜂須賀桜は、江戸時代まで徳島城御殿に植えられていました。

徳島城の城主は蜂須賀家で、戦国時代には川並衆の蜂須賀小六が、豊臣秀吉に仕えていたことで知られていますね。

NPO法人「蜂須賀桜と武家屋敷の会」が、徳島藩ゆかりの寺社に蜂須賀桜の植樹を行っています。

豊臣秀吉を祀る豊国神社に蜂須賀桜が植えられているのも、蜂須賀小六との縁があったからなのでしょうね。

蜂須賀桜越しに見る唐門。

蜂須賀桜と唐門

蜂須賀桜と唐門

京都は2月28日に緊急事態宣言が解除されましたが、まだ手水鉢には柄杓が置かれていません。

手水鉢

手水鉢

3月に入ったためか、空が春らしくなってきました。

境内

境内

豊国神社の唐門の頭上にも、爽やかな青空が広がっていましたよ。

豊国神社の蜂須賀桜の見ごろは、3月10日頃になりそうです。

この後は、法住寺に梅を見に行きます。

なお、豊国神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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