3月上旬。
京都市東山区の豊国神社に参拝しました。
豊国神社には、早咲きの蜂須賀桜(はちすかざくら)が植えられており、3月の早い時期に開花します。
今年の京都の桜の開花は早くなりそうだと言われているので、早咲きの蜂須賀桜も、良い感じに咲き始めているだろうと思い、豊国神社を訪れた次第です。
咲き始めの蜂須賀桜
豊国神社には、京阪電車の七条駅から北東に7分ほど歩くと到着します。
市バスだと、「博物館三十三間堂前」から大和大路通を北に徒歩約3分です。
鳥居の前に到着。
大和大路通と正面通が交わるあたりは、とても広々としています。
それでいて自動車があまり走っていないので、静かです。
大和大路通の東の東大路通は、とても交通量が多いんですけどね。
鳥居をくぐって石畳の参道へ。
参道の先には、唐門が建っています。
豊国神社の唐門は、西本願寺、大徳寺とともに国宝三唐門に数えられています。
それでは、唐門から本殿に向かってお参りをしましょう。
豊国神社に祀られているのは、豊臣秀吉です。
出世開運のご利益を授けてくれますよ。
いつ見ても、唐門の装飾は見事です。
さて、蜂須賀桜ですが、唐門の前に1本植えられています。
まだ咲き始めて間もないようで、全体的に3分咲きといった感じです。
それでも、枝先に咲いている薄いピンク色の花は、青空を背景にきれいな姿を見せてくれましたよ。
蜂須賀桜は、あまり見かけない桜ですが、京都では上京区の清浄華院(しょうじょうけいん)にも植えられています。
蜂須賀桜の向こうには、豊臣秀吉の背中が見えます。
蜂須賀桜は、江戸時代まで徳島城御殿に植えられていました。
徳島城の城主は蜂須賀家で、戦国時代には川並衆の蜂須賀小六が、豊臣秀吉に仕えていたことで知られていますね。
NPO法人「蜂須賀桜と武家屋敷の会」が、徳島藩ゆかりの寺社に蜂須賀桜の植樹を行っています。
豊臣秀吉を祀る豊国神社に蜂須賀桜が植えられているのも、蜂須賀小六との縁があったからなのでしょうね。
蜂須賀桜越しに見る唐門。
京都は2月28日に緊急事態宣言が解除されましたが、まだ手水鉢には柄杓が置かれていません。
3月に入ったためか、空が春らしくなってきました。
豊国神社の唐門の頭上にも、爽やかな青空が広がっていましたよ。
豊国神社の蜂須賀桜の見ごろは、3月10日頃になりそうです。
この後は、法住寺に梅を見に行きます。
なお、豊国神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。