1月下旬に京都市下京区の神明神社に参拝した後、東に5分ほど歩き京都大神宮を訪れました。
京都大神宮は、寺町四条の電気店が立ち並ぶ一角に建っています。
この辺りは、買い物客で賑わい、歩道には自転車がたくさん置かれています。
自動車もよく走っていますね。
日本初の神前結婚式が行われた神社
京都大神宮の最寄り駅は、阪急電車の京都河原町駅です。
駅からは、南西に5分ほど歩くと、京都大神宮の鳥居の前に到着します。
神明造の鳥居をくぐって境内に入ります。
境内はビルに囲まれています。
そして、ビルの近くに本殿が建っています。
神社の説明書によると、京都大神宮は、神宮司庁による大教宣布運動の一環として、明治6年(1873年)7月8日に伊勢神宮の本荘大宮司が内宮・外宮の禰宜(ねぎ)を伴い、分霊を奉って入洛したことに始まるそうです。
当地に境内地が確保され、左大臣一條関白家の書院、玄関が移築されました。
神宮司庁はもとより、神宮祭主久邇宮(くにのみや)・梨本宮(なしもとのみや)の宮家からも下賜があり、工事は明治9年1月に着工し、9月1日に竣工しました。
境内の西側には手水屋があります。
手水鉢には水が張られていますが、柄杓は新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため撤去されています。
明治9年11月には、神前結婚式が試みられ、その功績により、しばしば監督庁より表彰されています。
明治15年4月28日には、冷泉為紀(れいぜいためとも)卿が斎主となり、日本初の神前結婚式が京都大神宮で斎行されました。
現在、神社で広く行われている神前結婚式は意外と新しいんですね。
手水屋の近くには、福禄寿がいらっしゃいました。
拝んでおけば、長寿のご利益を授かれそうですね。
赤色と黄色のナンテン
本殿の近くには、ナンテンが植えられています。
冬は、ナンテンの木に小さな赤い実がたくさんぶら下がっているのを見かけますね。
赤色の実に混ざって黄色の実もありました。
よく見ると、黄色の実はたくさん成っていました。
ナンテンは、赤色の実ばかりではないんですね。
こちらは、マンリョウです。
手水屋の近くで、ひっそりと実を付けていましたよ。
それでは本殿にお参りをしましょう。
本殿の近くには、ガチャガチャが置かれていました。
このガチャガチャの中には、おみくじが入っています。
上下に2つ並んだガチャガチャの下には、恋みくじが入っています。
おみくじのガチャガチャは、1回300円で、お守りも付いていますよ。
神社も、現代的になったものです。
そろそろ京都大神宮から出ましょう。
境内で、ナンテンの実をたくさん見たので、良いことがありそうです。