冬に参拝した金戒光明寺・2021年

1月中旬に京都市左京区の真如堂に参拝した後、南隣の金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)にも参拝しました。

金戒光明寺は浄土宗四ヵ本山のひとつに数えられるお寺です。

黒谷さんの愛称でも親しまれる金戒光明寺は、幕末に会津藩が宿所としていたことでも知られており、歴史好きの方にも人気がありますね。

栄摂院

金戒光明寺は、市バス停「岡崎神社前」から北に5分ほど歩くと到着します。

今回は、真如堂から南に歩き、北門から金戒光明寺の境内に入りました。

北門

北門

北門を南に歩いていくと、途中に塔頭(たっちゅう)の栄摂院が建っています。

少しだけ中を覘いていきましょう。

栄摂院の参道わきには、早朝に降った雪が残っていました。

栄摂院の参道

栄摂院の参道

参道わきにはナンテンが植えられています。

栄摂院のナンテン

栄摂院のナンテン

葉が赤く色づいていると、実が目立たないですね。

参道を奥に進むと庭園があります。

栄摂院の庭園

栄摂院の庭園

普段、庭園は非公開ですが、11月には一般公開されますよ。

昨秋に見た庭園の紅葉は、とても美しかったので、また見に来たいですね。

無人の金戒光明寺

金戒光明寺の御影堂(みえいどう)にやって来ました。

金戒光明寺の境内

金戒光明寺の境内

境内には人の姿が見えません。

小雨が降っていたこともありますが、冬は京都観光に訪れる人が少ないことも、金戒光明寺に参拝者がいない理由でしょうね。

それでは、阿弥陀堂にお参りをしましょう。

阿弥陀堂

阿弥陀堂

中には、金色の大きな阿弥陀さまがいらっしゃいますよ。

御影堂(みえいどう)の中に入ってお参りもできますから、初めて金戒光明寺を訪れる際は、ぜひ御影堂に上がってください。

御影堂の東に建つ唐門。

唐門と梅

唐門と梅

唐門の前に植えられている梅は、まだ開花していませんでした。

唐門の奥には、大方丈が建っています。

大方丈には、普段は入ることができませんが、秋などに特別公開されますよ。

私も以前に特別公開で大方丈に入ったことがあり、その時に会津藩や新撰組の史料などを鑑賞しました。

特別公開では、庭園も見ることができますよ。

納骨堂の近くの石段上から山門を見下ろします。

見下ろす山門

見下ろす山門

ここから山門を見ると背が低く感じますが、間近で見ると、とても大きいですよ。

境内の東側の墓地の入り口近くには、蓮池があります。

蓮池の脇では、ナンテンが赤い実を付けていました。

蓮池のナンテン

蓮池のナンテン

蓮池は、兜之池とも呼ばれており、熊谷直実が出家した際に兜を置いた場所と伝えられています。

境内の南側にやって来ました。

ここからも山門を見ることができます。

見上げる山門

見上げる山門

石段下から見上げる山門は、いつ見ても大きく見えます。

先ほど見下ろした時とは違い、その姿に雄大さを感じますね。

冬の金戒光明寺は、ほとんど無人の状態でした。

おかげで静かにお参りできましたよ。

これも冬の京都観光の魅力ですね。

この後は、平安神宮に参拝します。

なお、金戒光明寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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