12月16日に嵐山花灯路を見に行ってきました。
法輪寺から渡月橋までのライトアップを見た後は、亀山公園に向かいます。
これまでは、亀山公園は嵐山花灯路の会場ではなかったのですが、今年から新たにライトアップエリアに追加されました。
亀山公園のライトアップ
渡月橋の北側から西に約7分歩き、亀山公園の入り口にやってきました。
亀山公園は、山にあるので、散策路は坂道となっています。
夜は暗くて足元が危険ですが、行灯(あんどん)が照らしてくれているおかげで安全に歩くことができます。
公園の一角に光る球体が展示されていました。
これは、Light of lifeという作品です。
植物の年輪や人間の指紋の波状を持つ球体が、様々な色に光ります。
球体の中にも小さな球体が入っています。
過去から未来へ続く命を表現した作品とのこと。
亀山公園を過ぎると、散策路に大きな行灯が現れます。
これは、友禅柄大型行灯で、和風の模様が内側から照らされて浮き上がっています。
人の背ほどの大型行灯が、10本ほど並んでいましたよ。
落柿舎前へ
亀山公園を抜けて北に進みます。
嵐山花灯路の人気スポットである竹林の小径は、今年はライトアップされていません。
行灯の灯りがなければ、竹林の小径は真っ暗闇ですね。
さらに北に進むと小倉池があります。
小倉池もライトアップされていますが、若干暗く感じました。
そして、常寂光寺の前に到着。
常寂光寺は、嵐山花灯路の期間に夜間拝観が実施されていますよ。
常寂光寺の前の紅葉がまだ残っており、ライトアップされていました。
落柿舎の前に到着。
ここには、大きなスクリーンが置かれています。
この作品は、Another worldというもので、細かい光がゆっくりと動きます。
インターネット空間に存在している膨大な量の写真データを可視化した映像とのこと。
映像作家の林勇気さんの作品です。
長神の杜から竹林の散策路へ
落柿舎から北に数分歩き長神の杜にやってきました。
長神の杜の展示は、毎年のように変わりますね。
今年は、DARUMAと呼ばれる作品が展示されていました。
その名のとおり、鶴亀柄で構成されたダルマのような形をしています。
「縁起物として捉えるのと同時に、達磨大師が壁面に向かい座禅を組むことで自己を見出したように、体内のヒカリは自己と向きあうキッカケを与えます」と嵐山花灯路の案内に書かれていました。
光るのはダルマだけではなく、足元でも、小さな光が動きますよ。
同じ長神の杜の中には、High Lightという作品も展示されていました。
ゴムをビーンと伸ばしたような線が、長神の杜に張り巡らされているような作品です。
蛍光マーカーで線を引くように新たな木々の繋がりを作り出した作品とのこと。
ドイツを拠点に活動するフィリップ・ドレバーさんの作品です。
長神の杜から南東に10分ほど歩いてやってきたのは、竹林の散策路です。
こちらは、毎年ライトアップが実施されていますね。
ライトアップされた竹林の中を歩くと、心が落ち着きます。
竹林の散策路では、記念撮影もできるようになっていますよ。
竹林の散策路から少し南に歩くと、野宮神社が建っています。
例年だと、混雑している野宮神社ですが、今年は、ほとんど人がいませんでした。
私が境内に入った時は無人で、心静かにお参りできましたよ。
野宮神社から東に歩きます。
この辺りの竹林も青白くライトアップされていました。
この光を見ると、嵐山の夜が、さらに寒く感じますね。
嵐山花灯路を見た後は、JR嵯峨嵐山駅から電車に乗りました。
嵐山花灯路のエリアをほぼすべて見て歩いたので、1時間30分くらいかかりました。
夜間拝観されている施設に入ったり食事をしたりすると3時間ほどかかるのではないでしょうか。
ライトアップ時間が午後5時から午後8時30分までなので、目的のエリアを絞って散策した方が良いでしょう。
また、夜の嵐山は非常に寒いので、温かい服装で出かけてください。
手袋をしていないと指に力が入らないほど冷えますよ。
カイロも持って行った方が良いでしょう。
2020年の嵐山花灯路は、12月20日までです。