5月下旬に京都市東山区の法住寺に参拝した後、智積院(ちしゃくいん)にも参拝しました。
この時期の智積院では、サツキやキショウブといった初夏の花を見ることができます。
四季を通して様々な植物を楽しめる智積院は、近年、徐々に人気が高まっていますね。
初夏の景色が広がる境内
智積院の最寄り駅は、京阪電車の七条駅です。
駅からは、七条通を東に5分ほど歩くと、智積院の総門が見えてきます。
入り口は、この総門ではなく、南に少し歩いたところです。
この日は、雲が多い空。
境内の南側では、智積院会館の工事が行われていました。
今春に完成予定だったのですが、工事に時間がかかっているようです。
新型コロナウイルスの影響が出ているのでしょうね。
入り口付近では、白色のサツキが咲いていました。
中には、縁が紫色で中心が白色のサツキもありましたよ。
サツキは、つぼみが多く残っていましたが、散っている花も目立ちました。
参道を東に歩きます。
カエデの新緑は、徐々に深みを増してきております。
参道の奥に建つのは金堂です。
誰でも中に入ってお参りできますよ。
それでは、大日さまにお参りです。
金堂の南側に建つのは明王殿です。
その横にある池では、キショウブも咲いていました。
たくさんの花を咲かせているキショウブ。
しおれているキショウブが目立ち始めていたので、そろそろ見ごろが終わりに近づいているようです。
金堂の裏には、アジサイも多く植えられていますが、まだ咲いていませんでした。
アジサイは6月に入ってからですね。
赤色のサツキと新緑。
私が智積院を訪れた日は、サツキは、咲き具合があまり良くありませんでした。
今年は、こんなものなのか、まだこれからきれいに咲くのか、ちょっとわかりません。
サツキは6月に入ってからきれいに咲くことが多いので、これから華やかになるのを期待しましょう。
鐘楼堂の周囲の新緑は、鮮やかな黄緑色でした。
ただ、コケは乾いたような感じで、みずみずしさがありません。
梅雨に入って雨が降れば、コケも生き生きしてくることでしょう。
再び入り口付近に戻ってきました。
狛犬近くのサツキは花が少な目。
参道を北に歩きます。
玄関の前のきれいに刈り込まれたサツキも花を咲かせていました。
こちらのサツキは、まだこれから多くの花を咲かせそうです。
智積院を出て、北隣の妙法院に向かいます。
妙法院の塀際のサツキは、割と多くの花を咲かせていました。
妙法院の山門前に来てみると、門が閉ざされていました。
なので、北側の入り口から境内に入ろうと思ったのですが、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、当分の間、参拝ができないとのこと。
妙法院の寺務所の近くのサツキはきれいに咲いていたのですが、外から眺めることしかできませんでした。
智積院のサツキは、毎年、6月上旬から中旬まで楽しむことができます。
庭園も、拝観できますよ。
この後は、大谷本廟に参拝しました。
なお、智積院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。