高台寺で満開になった枝垂れ桜・2020年

3月下旬。

京都市東山区の高台寺に参拝しました。

高台寺では、ソメイヨシノよりも一足早く枝垂れ桜が見ごろを迎えます。

2020年の京都は、3月22日にソメイヨシノが開花しているので、高台寺の枝垂れ桜はそろそろ見ごろに入っているはずです。

波心庭で咲き誇る枝垂れ桜

高台寺には、京阪電車の祇園四条駅から南東に徒歩約12分で到着します。

市バスだと「東山安井」から東に徒歩約7分です。

高台寺の拝観の入り口付近に建つ庫裡(くり)の前には、観光客の方の姿が見えますが、例年よりも少な目。

庫裡

庫裡

新型コロナウイルスの影響で、海外からお越しの方がめっきり減っています。

高台寺の拝観料は600円です。

圓徳院との共通拝観券は900円で、とてもお得になっていますよ。

今回は、高台寺だけを拝観することにします。

拝観受付を済ませ北に進み、大雲院の祇園閣を望める場所にやってきました。

ピンク色の桜と祇園閣

ピンク色の桜と祇園閣

青空の下、ピンク色の桜が満開になっていました。

祇園閣と一緒に見る桜は特に美しく見えます。

このピンク色の桜は、陽光桜でしょうか。

シュゼンジカンザクラのようにも見えますし、別の品種のような気もします。

いずれにしても、ピンク色が美しい桜です。

墓地の枝垂れ桜も見ごろ。

墓地の枝垂れ桜

墓地の枝垂れ桜

順路に従い進み、方丈の中に入ります。

方丈の南側には、白砂が敷き詰められた波心庭があり、その西側に1本の枝垂れ桜が植えられています。

枝垂れ桜と勅使門

枝垂れ桜と勅使門

枝垂れ桜は、やはり見ごろを迎えていました。

庭園に1本だけしか植えられていないためか、とても上品に見えます。

奥の勅使門の前には、満月の夜の枝垂れ桜の絵画が展示されており、とても風情がありました。

勅使門の絵画

勅使門の絵画

ちなみに高台寺では、5月6日まで夜間拝観も行われていますよ。

波心庭の白砂の一部が、虹色の波になっていました。

虹色の砂と枝垂れ桜

虹色の砂と枝垂れ桜

高台寺の波心庭は、来るたびに異なった趣向が凝らされているので、何度拝観しても飽きないですね。

方丈の外に出ます。

外から方丈と一緒に見る枝垂れ桜も美しいです。

枝垂れ桜と方丈

枝垂れ桜と方丈

まさに満開。

ほれぼれとしますね。

高台寺の境内では、枝垂れ桜以外にも春の花がいくつか咲いていました。

薄紅色の花を咲かせたシャクナゲ。

シャクナゲ

シャクナゲ

つぼみが多く、これからもっと華やかになりそうです。

椿は今が見ごろです。

椿

椿

馬酔木(アシビ)も真っ白な花をたくさん咲かせていました。

馬酔木

馬酔木

高台寺の枝垂れ桜は、3月29日までは見ごろを保っていそうです。

ソメイヨシノはまだ咲き始めたばかりで、見ごろを迎えるのは3月28日以降になると思います。

高台寺の拝観を終えた後は、近くの掌美術館(しょうびじゅつかん)を訪れした。

高台寺の拝観券には掌美術館の拝観券も付いているので、追加の拝観料はいりません。

高台寺に伝わる寺宝を鑑賞できますから、掌美術館にも忘れずに立ち寄りましょう。

なお、高台寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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