12月初旬。
京都市伏見区の宝塔寺に紅葉を見に行った後、南に約3分歩き、瑞光寺に参拝しました。
瑞光寺は、茅葺屋根の本堂が晩秋のしみじみとした情緒を感じさせてくれるお寺です。
観光寺院ではないので、いつも人が少なめ。
境内には、数本のカエデが植えられているので、11月下旬には紅葉を見ることができます。
すでに12月に入っているので、紅葉が終わりに近づいていそうですが、どうでしょうか。
散り始めている紅葉
瑞光寺の最寄り駅は、京阪電車の龍谷大前深草駅です。
駅からは、南東に約10分歩けば、瑞光寺の参道の前に到着します。
緩やかな石段を上ります。
そして、山門をくぐり境内へ。
境内に入ってすぐに目にするのは鐘楼です。
鐘楼の後ろには、赤く色づいた木々が見えますね。
鐘楼の少し南には、東に向かって細長い参道がのびています。
その参道の奥に建つのが、寂音堂と呼ばれる本堂です。
晩秋のもの悲しい雰囲気にぴったりの名ですね。
参道脇のカエデは、真っ赤に染まっていましたが、やはり見ごろの最盛期は過ぎており、少し寂しい姿になっていました。
でも、モミジが散り始めている方が、瑞光寺には似合っていますね。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
本堂の前では、ススキも植えられていますよ。
この風景も晩秋にぴったりです。
池の上には網が設けられており、その上にたくさんのモミジが散っていました。
池にモミジが落ちると、掃除が大変でしょうね。
だから、このように網を設置しているのかもしれません。
足元に目をやると菊も咲いていました。
私が瑞光寺に参拝した日は、最初は曇り空で、時折小雨も降ったのですが、瑞光寺に到着した時には空が晴れてきました。
雨上がりの空は澄んでおり、紅葉を美しく見せてくれます。
紅葉は散り始めてはいたものの、赤色が鮮やかだったため、1枚1枚のモミジはとてもきれいでした。
とは言え、境内の隅から全体を見渡すと、紅葉が終わりに近づいているのがわかります。
足元にも、多くのモミジが散り、秋の終わりを感じます。
鎮守社の近くに置かれている手水鉢に紅葉が映っているのもきれいでした。
そろそろ瑞光寺から出ましょう。
私が瑞光寺にいる間、ほとんど人の出入りがなく、心静かに紅葉を見ることができました。
この後は、真宗院に紅葉を見に行きます。
なお、瑞光寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。