9月上旬に京都市伏見区の真宗院に参拝した後、南西に10分ほど歩き藤森神社(ふじのもりじんじゃ)を訪れました。
藤森神社は、平安遷都(794年)よりも以前から建っている古社で、京都市内の神社の中でも長い歴史を持っています。
境内も広く、見どころが多いので、伏見に観光で訪れた時には立ち寄りたいですね。
夏の雰囲気が残る境内
藤森神社は、京阪電車の墨染駅から北東に5分ほど歩いた辺りに建っています。
駅からだと、南側の鳥居から入るのが便利ですが、今回は、西側の鳥居から境内に入ることにしました。
西側の鳥居をくぐって東に歩くと、正徳2年(1712年)に中御門天皇より宮中賢所(かしこどころ)の建物を下賜された本殿が建っています。
その本殿には神功皇后、素戔嗚命(すさのおのみこと)ほか5柱の神さまが祀られています。
また、東殿には天武天皇ほか1柱、西殿には早良親王(さわらしんのう)ほか2柱の神さまが祀られています。
それでは、お参りをしましょう。
当社は、勝運のご利益があることで有名ですから、何か競技に参加する予定の方はお参りをしておくと良い結果が出そうですね。
勝馬祈願の絵馬が、たくさんかかっていました。
藤森神社は、競馬の神さまとしても知られており、騎手や競馬ファンの参拝も多いです。
本殿の東側の岩からは、清らかな水が流れ落ちています。
この水は不二の水と呼ばれており、参拝者は汲むことができますよ。
私も過去に汲ませてもらったことがあります。
本殿の西側には、兜をかぶった金太郎もいますよ。
藤森神社は、菖蒲の節句発祥の地と伝えられています。
5月5日は、藤森祭も行われます。
不二の水の近くには、藤森七福神がいらっしゃいます。
七福神が勢ぞろいしているのを見ると、何か良いことがありそうに思えます。
藤森七福神の近くに祀られているお稲荷さんの前のキツネは、細身の体をしていますよ。
頭上には、サルスベリの花が咲いています。
京都は9月に入っても、まだ夏の暑さが残っています。
サルスベリの花が咲いているのを見ると、いつまで夏が続くのかと思ってしまいますね。
境内の南に向かって歩きます。
境内の中央やや南に建つのは宝物殿です。
宝物殿には誰でも無料で入れますよ。
中には、甲冑や刀、鉄砲などが多数展示されています。
とても長く大きな刀も展示されていましたよ。
こんな大きな刀を振り回せるのは、どんな剛腕の持ち主なのでしょうか。
藤森神社に参拝した時は、宝物殿の中の展示もぜひご覧になってください。
宝物殿の中は写真撮影禁止です。
でも、刀剣乱舞のグッズは写真撮影可だったので、撮ってきました。
近年は、刀剣乱舞のブームで、藤森神社の知名度も上がっていますね。
宝物殿から外に出ます。
割拝殿の頭上には、青空が広がり、境内には夏の景色が残っていましたよ。
9月上旬は、伏見稲荷大社からJR藤森駅までの間にある観光名所を見て歩きました。
伏見稲荷大社は旅行者や観光客の方が多いですが、それ以外の所はほとんど人がおらず、のんびりと見て廻ることができますよ。
なお、藤森神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。