石峰寺のコスモス・2016年

10月上旬。

京都市伏見区の石峰寺(せきほうじ)に参拝してきました。

石峰寺は、江戸時代の画家である伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)ゆかりのお寺として知られていますね。

以前にも石峰寺に参拝したことがあるのですが、過去にお参りをしたのは1回だけ。

なので、久しぶりに石峰寺にお参りをしようと思った次第です。

秋空とコスモス

石峰寺は、京阪電車の深草駅から東に10分ほど歩いた辺りに建っています。

お寺の周辺は民家が多いです。

民家に挟まれるように参道の入り口があるのですが、これが全然目立たないので、意識せずに歩いていると素通りしてしまいます。

入り口

入り口

参道の入り口には、京都市の説明書が立っていますが、これがなければ、ここに石峰寺が建っていることに気づかないでしょうね。

細い石段を上り龍宮門の前にやってきました。

龍宮門

龍宮門

石峰寺は、黄檗宗のお寺です。

黄檗宗のお寺では、このような龍宮門をよく見かけますね。

龍宮門をくぐって境内へ。

木々や草に挟まれた参道の奥に本堂が建っています。

参道

参道

それでは本堂にお参りです。

石峰寺は宝永年間(1704-1711年)に創建されたお寺ですが、本堂は昭和60年(1985年)に建てられたものです。

現在の石峰寺には、本堂の他に寺務所くらいしか目立つ建物はありませんが、昔はたくさんの堂宇が建っていたそうです。

しかし、過去に何度も火災に遭い、堂宇が失われました。

寺務所の近くでは、小さなキクがたくさん咲いています。

小さなキク

小さなキク

さらにコスモスの花も。

たくさんのコスモス

たくさんのコスモス

全体的に桃色の花が多めです。

桃色のコスモス

桃色のコスモス

中には、濃い赤色の花も混ざっています。

濃い赤色のコスモス

濃い赤色のコスモス

コスモスは、花が上を向いて咲くので、まるで空を目指して茎が伸びて行っているように見えます。

空に向かって咲くコスモス

空に向かって咲くコスモス

蝶も花の蜜を吸いにやって来てましたよ。

蝶

石峰寺では、伊藤若冲が制作した十大弟子や五百羅漢、鳥獣などを配した石仏群があります。

石仏群がある一帯は羅漢参道と呼ばれており、拝観料を納めれば見学できます。

ただし、現在は写真撮影禁止となっています。

以前は撮影禁止ではなかったのですが、数年前から写真を撮れなくなってます。

私がお参りした時には、意外と多くの参拝者の方がいました。

皆さん、羅漢参道を拝観していましたが、私は過去に見たことがあるので、今回は遠慮しておきました。

石でできたカメ。

カメ

カメ

まるで甲羅干しをしているようです。

そろそろ境内から出ることにしましょう。

コスモスとお堂と秋空

コスモスとお堂と秋空

その前にもう一度コスモスを見ておきます。

頭上に広がる秋空が爽やかですね。

なお、石峰寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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