1月上旬に京都市左京区の吉田神社に新年のお参りをしてきました。
吉田山は、神楽岡(かぐらおか)とも呼ばれる吉田山に鎮座している神社なので、他の神社よりも神々しく感じるんですよね。
なので、新年の早い時期に参拝すると、1年間、身も心も引き締まるような思いがします。
厄除開運のご利益を授けてくれる吉田神社
吉田神社は、毎年2月に行われる節分祭が有名で、その日は境内がたくさんの参拝者で賑わいます。
でも、それ以外の時期は、境内にそれほど多くの参拝者はいません。
京都大学の近くにあるひとつ目の鳥居に到着しましたが、人の姿が全くありませんね。
鳥居の前には大きな文字で「初詣」と書かれた案内が出ていました。
大元宮特別参拝、福茶接待とも書かれています。
本殿にお参りした時に福茶をいただきましょう。
参道を進み2つ目の鳥居までやってきました。
ここまで来ると、参拝者がちらほらと見られるように。
2つ目の鳥居の両脇の灯籠には、「月」と「日」の文字が書かれていました。
月と日の文字が何を意味しているのかはわかりません。
ちなみに吉田神社の灯籠には、神鹿が描かれています。
吉田神社の創建は貞観元年(859年)で、藤原山蔭(ふじわらのやまかげ)が、春日の神霊を勧請(かんじょう)しました。
春日の神霊は、神鹿に召されて渡御したと伝えられていることから、その縁起にちなんで灯籠には神鹿が描かれているそうです。
境内には、神鹿坐像もありますよ。
石段を上り境内へ。
静寂に包まれた境内は、心を清めてくれます。
それでは、本殿にお参りです。
節分祭で有名な神社ですから、もちろん厄除開運のご利益を授けてくれます。
他にも家内安全、勧学、方除(ほうよけ)のご利益もありますよ。
参拝者が奉納したたくさんの絵馬。
初詣の時にこれだけ奉納されたのでしょうか。
本殿の右手前に建つ神楽殿には、未年の大きな絵馬が供えられています。
制作には幼稚園児たちも協力したそうですよ。
他にも神楽殿の中には、様々な品が奉納されています。
吉田神社に保管されている宝船。
確かに船の形をしています。
それほど大きくない石ですが、福を呼び込んでくれそうですね。
水野種苗店が奉納した盆栽。
そう言えば、福茶接待と鳥居の前に書かれていましたが、境内を見渡しても、それらしいものはどこにもありませんでした。
三箇日を過ぎていたので終了したのでしょうね。
斎場所大元宮にもお参りに行ったのですが、門より先には入れませんでした。
こちらも特別参拝は終わったみたいです。
節分祭のときも、大元宮にお参りできるので、参拝したい方はその時に訪れると良いでしょう。
大元宮は、天神地祇八百万神(あまつかみくにつかみやおよろずのかみ)を中心とし、その周囲に伊勢二宮をはじめ全国の延喜式内社3,132座を奉祀しています。
本殿は八角形の形をしており、屋根は茅葺となっています。
珍しい姿をしているので、一度は見ておきたいですね。
神門の外からですが、大元宮にもお参りを済ませたので、たくさんの神さまからご利益を授かれたことでしょう。
なお、吉田神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。