紫陽花(アジサイ)の花が咲く梅雨に訪れたい京都の名所

梅雨になると、よく雨が降るので、なかなか京都観光に出かけることができませんが、梅雨だからこそ訪れたい場所もあります。

特にアジサイが咲く名所は、少々、天気が悪いくらいの方が、花がみずみずしくてきれいなんですよね。

今回の記事では、梅雨だからこそ訪れたいアジサイの花が咲く名所をいくつか紹介します。

三室戸寺

京都で最も有名なアジサイの名所は、宇治市にある三室戸寺(みむろとじ)です。

三室戸寺は、花の寺として有名で、春から夏にかけて様々な花を愛でることができます。

特に梅雨の時期は、あじさい園で、無数のアジサイが開花し、赤色や青色の花で庭園が埋め尽くされます。

三室戸寺

三室戸寺

これまで三室戸寺のアジサイは1万株でしたが、2020年に2万株に増えています。

とにかく京都にアジサイを見に行きたいと思ったら、まずは三室戸寺を訪れるのが良いでしょう。

土曜日と日曜日は、あじさい園のライトアップも実施されますよ。

拝観料は、昼も夜もあじさい園開園中は1,000円です。

梅宮大社

京都市右京区の梅宮大社(うめのみやたいしゃ)には、境内を囲むように神苑が設けられており、5月下旬から6月中旬にかけて、アジサイがきれいな花を咲かせます。

梅宮大社

梅宮大社

梅宮大社は、訪れる人が割と少ないので、のんびりとアジサイを見て歩きたい方におすすめです。

アジサイが咲く時期には、勾玉池(まがたまいけ)でハナショウブも咲くので、こちらもじっくりと観賞したいですね。

なお、庭園の拝観料は600円です。

善峯寺

京都市西京区の善峯寺には、桜あじさい苑があり、梅雨には多くのアジサイが花を咲かせます。

善峯寺

善峯寺

山の斜面に植えられたアジサイは、他とは違った趣があります。

自然あふれる周囲の風景とともに見るアジサイは、晴れた日には清々しさを感じさせてくれます。

なお、善峯寺に参拝するには、入山料500円が必要です。

藤森神社

京都市伏見区の藤森神社は、京都市内では最も有名なアジサイの名所です。

藤森神社には、参道脇と本殿の裏の2ヶ所に紫陽花苑があります。

藤森神社

藤森神社

敷地がそれほど広くないのですが、その分、密集してアジサイが植えられているので、花が一斉に咲いた時には、とても華やかになります。

紫陽花苑の拝観料は2ヶ所合わせて500円です。

祇園白川

京都市東山区の祇園白川は、観光客の方に人気の場所ですが、梅雨の時期は、訪れる方が少な目です。

でも、この時期は、白川沿いに紫色や青色のアジサイがたくさん花を咲かせるので、東山に観光に出かけたら、ついでに見ておきたいですね。

祇園白川

祇園白川

祇園の町並みやさらさらと流れる白川と一緒に見るアジサイは、京都らしい風情を感じられますよ。

智積院

京都市東山区の智積院(ちしゃくいん)にも、アジサイがたくさん植えられています。

智積院

智積院

アジサイが植えられているのは、金堂の周囲です。

特に金堂の裏側で多くのアジサイを観賞できます。

かなり多くのアジサイが植えられているのですが、梅雨の時期に参拝される方が少ないので、じっくりと観賞できますよ。

真如堂

京都市左京区の真如堂は、隠れたアジサイの名所です。

赤門をくぐって、参道を進み本堂に向かうまでの間には、ほとんどアジサイがないので、多くの人は、ここがアジサイの名所だとは気付きません。

でも、本堂の裏にある萬霊堂というお堂の裏側に行くと、意外と多くのアジサイが植えられています。

真如堂

真如堂

お堂の陰に隠れるように咲いているので、花がみずみずしく見えるのが真如堂のアジサイの特徴です。

年々、アジサイは大きく育っており、華やかさが増しています。

また、梅雨時は、ボダイジュの花も咲くので、こちらも見ておきたいですね。

霊源院

京都市東山区の建仁寺の塔頭(たっちゅう)である霊源院では、ガクアジサイに似た甘茶の花を見ることができます。

甘露庭の甘茶

甘露庭の甘茶

小ぢんまりとした甘露庭と呼ばれる庭園で多くの甘茶の花が咲くので、狭いながらも華やかさがあります。

甘茶の開花時期はアジサイよりも早めで、霊元院では、5月下旬から6月中旬にかけて甘露庭の特別公開が実施されます。

二条城

京都市中京区の世界遺産の二条城では、2020年に西南隅櫓近くに3,000本のアジサイが植栽されました。

二条城

二条城

お城で見るアジサイは、京都の他のアジサイの名所とは違った趣があります。

品種も多く、様々な色や形のアジサイを楽しめます。

なお、二条城に入るには、入場料800円が必要です。

河原町御池

京都市中京区の河原町御池の交差点、ホテルオークラ京都前の歩道脇にもたくさんのアジサイが植えられています。

河原町御池のアジサイ

河原町御池のアジサイ

車の交通量が多い御池通沿いとあって、観光ではあまり注目されませんが、アジサイの数は比較的多めです。

周辺には多くのホテルが建ち並んでいるので、6月に京都に旅行でお越しの際は河原町御池近くで宿泊し、アジサイを見るのも良いですね。

御池通沿いのアジサイは、烏丸御池駅付近まで植えられており、その近くでは白色のアジサイも見られます。

6月になると、雨や暑さで御池通の地下街のゼスト御池を歩きたくなりますが、ぜひ歩道を歩いてアジサイを見てください。

行願寺

京都市中京区の行願寺は、境内は広くありませんが、参道脇や本堂脇にアジサイが植えられています。

行願寺

行願寺

アジサイの数は、それほど多くはありませんが、様々な色の西洋アジサイを見ることができます。

参拝者は少な目です。

さすてな京都

京都市伏見区の京都市南部クリーンセンター環境学習施設(さすてな京都)では、毎年6月にアジサイ小径が一般公開されます。

さすてな京都

さすてな京都

アジサイ小径には、1万株以上のアジサイが植えられています。

西洋アジサイが中心で、白系統の花が多いのが特徴的です。

石清水八幡宮

京都府八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)には、展望台に多くのアジサイが植えられています。

石清水八幡宮

石清水八幡宮

西洋アジサイ、ガクアジサイ、カシワバアジサイなど、様々なアジサイを見られます。

また、展望台からは京都の街を一望でき、梅雨でも晴れた日であれば、絶景を楽しめます。

他に神苑にある茶室付近や参道でも、アジサイを観賞できますよ。

梅雨の時期は、雨が多いので、なかなか観光に出かけにくいですが、天気予報で晴れの日が続きそうな時は、アジサイの名所に訪れてはいかがでしょうか。

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