京の冬の旅2013年まとめ

毎年冬になると京都市観光協会が主催する「京の冬の旅」と題した非公開文化財特別公開が行われます。

2013年は、1月10日から3月18日まで行われました。

普段、見ることができない文化財を鑑賞することができる貴重な機会なので、私も訪れたのですが、残念ながら今年は3ヶ所だけしか拝観することができませんでした。

ガイドブックを購入

今年は、ガイドブックも200円で購入して、あれこれと行きたいところをページをめくりながら考えてはいたんですけど、結局は慈照院、聖護院(しょうごいん)、霊鑑寺の3ヶ所だけと寂しい結果に。

京の冬の旅のガイドブック

京の冬の旅のガイドブック

とは言え、3ヶ所だけでも、普段見ることができないところばかりなので、満足と言えば満足なんですけど、やはりあと3ヶ所は訪れたかったですね。

慈照院

最初に訪れたのは、京都市上京区の慈照院でした。

慈照院は、客殿の前に枯山水庭園が配されており、そこに植えられた船の形をした陸船松が見事でしたね。

公開された寺宝は、帝鑑図屏風や書院、頤神室(いしんしつ)と呼ばれる茶室などでした。

茶室に祀られている布袋尊像は、千利休の首とすげ替えることができるという変わったもので、なかなか興味深かったですね。

聖護院

京都市左京区に建つ聖護院では、山伏が修行の際に持ち歩いた品々や狩野派の障壁画を見ることができました。

江戸時代に御所が炎上した際、仮皇居となったこともあるので、皇室と関係のある宝物も間近で見ることができましたね。

寝殿の前に広がる市松模様の庭もとてもきれいでしたよ。

帰りに絵はがきを1枚もらえたのも良かったです。

霊鑑寺

同じく左京区に建つ霊鑑寺では、尼門跡寺院ということもあって、尼宮たちが使った絵カルタや双六などが展示されていました。ひな人形も興味深かったです。

霊鑑寺は、他にも椿が有名で、見ごろを迎えているであろう3月中旬に訪れたのですが、後水尾天皇遺愛の日光(じっこう)椿は、咲いていませんでした。でも、他の種類の椿がたくさん咲いていたので、十分に満足できましたよ。

拝観受付付近の八重紅梅もとてもきれいでしたね。

他ブログで紹介されていたところ

以上が私が拝観したところですが、他のブログで、私が拝観できなかったところが紹介されていたので、いくつか紹介しておきます。

金戒光明寺

金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)では、大方丈の庭園や2013年の大河ドラマの主人公新島八重や会津藩ゆかりの寺宝が公開されました。

金戒光明寺については、ネコのミモロちゃんが以下の記事で詳しくレポートしています。

三時知恩寺

京都市上京区の三時知恩寺では、蓬莱の庭や狩野永納の花鳥図屏風などが公開されました。

レポートは「ねこづらどき」さんの下記記事をご覧ください。

東寺小子房

東寺では、五重塔内部と小子房(こしぼう)が公開されました。

小子房では、澄心苑(ちょうしんえん)と呼ばれる庭園や様々な襖絵が公開されました。

レポートは、「東京の京にゃんこ&京ねずみの京都観光見聞録」さんの下記記事をご覧ください。

妙心寺東海庵

京都市右京区の妙心寺では、大庫裏・経蔵と東海庵が特別公開されました。

東海庵では、七個の石を配した書院南庭や東海一連の庭などを拝観できたようです。

レポートは、「京都旅屋」さんの下記記事をご覧になってください。

なお、2013年の京の冬の旅は、全部で14ヶ所ありました。今回の記事で紹介していないところは以下のとおりです。

  • 得浄妙院
  • 知恩院三門
  • 大聖寺
  • 宝鏡寺
  • 仁和寺金堂・五重塔
  • 妙心寺大庫裏・経蔵
  • 東寺五重塔

検索すると、他にレポートしているブログが出てくるかもしれませんよ。