京都の梅の見ごろは、2月中旬から3月中旬くらいです。
そして、3月下旬になると主役は梅から桜に代わります。
ところが、2012年は梅の開花が遅れたため、3月末になっても梅が散らずに残っているところが何か所もあります。
京都市上京区の北野天満宮でも、3月末になってもたくさんの梅が境内に残っていました。
4月まで見ごろを保ちそうな梅
北野天満宮に訪れたのは、近くの平野神社に桜を見に行った帰りでした。
2012年は梅の開花が遅かったので、もしかしたら北野天満宮でも、まだ梅が見れるかもしれないと思ったのが、3月末に訪れた理由です。
鳥居をくぐると、やはり予想通り、梅が満開でした。
参道を進み、境内の中心部に来ると、満開の梅がたくさんありました。
三光門の真横の早咲きの梅は、さすがにほとんど散っていましたが、その近くに植えられている遅咲きの梅は今が見ごろといった感じ。
この様子だと、4月上旬まで梅を楽しめそうです。
枝垂れ梅は、ややボリュームが無くなっている感じでしたが、それでも十分に見ごろを保っていました。
梅の季節は、まだ肌寒く、空も冬っぽさが残っているのですが、私が北野天満宮に訪れた日は4月後半のような青空が広がっていました。
開花前の千本釈迦堂の阿亀桜
北野天満宮に梅を見に行った後は、千本釈迦堂と妙蓮寺に桜を見に行きました。
千本釈迦堂には、内助の功で知られる阿亀(おかめ)さんの名にちなんだ阿亀桜という大きな枝垂れ桜が境内の中央に植えられています。
残念ながら、まだ開花前でしたが、つぼみが膨らんでいたので、そろそろ咲きだしそうです。
阿亀桜は咲いていませんでしたが、ピンク色と赤色の椿は見ごろを迎えていました。
見ごろが近づいている妙蓮寺の御会式桜
妙蓮寺には、日蓮聖人が入滅した10月13日頃から咲きはじめ、お釈迦様の誕生日の4月8日に満開になる御会式桜(おえしきさくら)という珍しい桜が植えられています。
御会式桜があるのは、本堂の右手前です。
私が訪れた時は、残念ながら本堂が工事中で、桜をじっくりと楽しめる雰囲気ではありませんでした。
でも、それとは関係なく、御会式桜は、着実に見ごろに向かって花を咲かせていました。
2012年の京都は、梅と桜を同時に見ることができそうなので、お花見の際は梅の名所にも足を運んでみてください。