左京区一覧

孝明天皇の賀茂行幸。その時沿道から・・・

文久2年(1862年)2月。 孝明天皇の妹の和宮(かずのみや)が14代将軍徳川家茂(とくがわいえもち)に嫁ぎました。 これは、幕府が国難を乗り切るために朝廷と力を合わせる公武合体を実現するために求めたもので、朝廷は、幕府の政治体制の改革、将軍家茂の上洛、外国人を日本から追い出す攘夷(じょうい)の決行期日と具体策の策定を条件に和宮を嫁がせることを承諾しました。 幕府は、この条件を飲んだため、翌文久3年に将軍家茂が上洛することとなります。

野ざらしとなった会津藩士の遺体を埋葬した上坂仙吉

京都市左京区に金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)というお寺が建っています。 境内の東の小高い丘には、塔頭(たっちゅう)の西雲院(さいうんいん)が建ち、そこには、幕末に京都で亡くなった会津藩士たちの墓所があります。 墓所に埋葬された会津藩士は352名。そのうち237名が文久2年(1862年)から慶応3年(1867年)に亡くなった藩士たちで、残り115名は慶応4年正月に起こった鳥羽伏見の戦いで戦死した藩士たちです。 鳥羽伏見の戦いで会津藩は、旧幕府軍に属し、新政府軍と戦って負けています。 会津藩の戦死者は、戦場に野ざらしとされていましたが、会津藩の仲間(ちゅうげん)であった...

下鴨神社に年始のお参り・2013年

京都市内には、世界遺産に登録されているところがいくつかあります。 金閣寺や銀閣寺など多くの場合、世界遺産に登録されている観光名所は、拝観料が必要となるのですが、左京区に建つ下鴨神社は特に拝観料を納めなくてもお参りすることができます。 なので、私自身、下鴨神社にはよく訪れます。 2013年の年始のお参りにも当然のように下鴨神社に訪れました。

美人祈願の社になっている河合神社

京都市左京区の下鴨神社には、摂社の河合神社が建っています。 参道に入ってすぐ左に建っているので、下鴨神社に訪れたことがある方ならご存知なのではないでしょうか。 その河合神社が、ちょっと前まで工事をしているなと思っていたら、少しばかり様子が変わっていました。

平安神宮に参拝した時はじっくりと見ておきたい応天門の扁額

京都市左京区の岡崎に建つ平安神宮。 ここは、明治28年(1895年)に平安遷都1100年を記念して創建されました。 他の神社と比べると、建物や境内の造りが変わっていますが、これは、平安京の朝堂院を8分の5の大きさに復元したものだからです。 現在でこそ、平安神宮は、朱色の大鳥居が有名ですが、実は創建当時には存在していませんでした。 神社の入口と言えば鳥居なわけですが、昭和4年(1928年)に大鳥居が建設されるまでは、応天門が平安神宮の入口でした。今でも応天門の先が境内になっているので、こちらが事実上の入口ではあるのですが。

天授庵の東庭と南庭

京都市左京区の南禅寺は、京都でも割と人気のある観光名所です。 雄大な三門や近代建築の水路閣など、見るものがいろいろとあるのが、その理由でしょう。 南禅寺に訪れた時に一緒に拝観しておきたいのが、複数ある塔頭(たっちゅう)です。 その中でも、天授庵は、枯山水庭園と池泉回遊式庭園を鑑賞できるおすすめの名所で、他よりも優先的に見ておきたいところです。 今回の記事では、天授庵の2つの庭園を紹介します。

南禅寺の本坊を拝観

京都市左京区に建つ南禅寺は、春は桜、秋は紅葉を楽しむことができる観光名所として知られています。 境内に入るのに拝観料は必要なく、誰でもお参りすることが可能です。 ただ、境内を自由に散策できるといっても、三門に上ったり、本坊に入ったりする場合には、拝観料が必要となります。 今まで南禅寺には何度も訪れたことがあるのですが、本坊には入ったことがなかったので、紅葉狩りのついでに拝観することにしました。

崇伝ゆかりの金地院を拝観

京都市左京区にある南禅寺に金地院(こんちいん)というお寺が建っています。 歴史好きの方なら、金地院という名を聞いてピンと来る方も多いと思いますが、このお寺は、徳川家康に仕えた金地院崇伝(こんちいんすうでん)ゆかりのお寺です。 現在、金地院は一般の拝観が可能で、鶴亀の庭園や狩野派の襖絵などを鑑賞することができます。

哲学の道界隈の名残の紅葉

12月10日に京都市左京区の吉田山界隈の名残りの紅葉を見た後、そこから東に進み哲学の道にやってきました。 哲学の道界隈にも紅葉の名所がいくつもあり、11月には多くの観光客の方で賑わいます。 さすがに12月に入ると、紅葉の盛りも過ぎており、哲学の道は、静けさを取り戻していました。 きっと紅葉の名所も同じように人が少なくなって、静かになっていることでしょう。

吉田山界隈の名残りの紅葉

12月10日に雪の降る中、名残りの紅葉を見に行きました。 訪れたのは、京都市左京区の吉田山界隈です。 この辺りは、京都大学があり、とても活気がありますが、吉田山には、あまり人が訪れないようで、山中は静寂に包まれていました。