伏見区一覧

日野の産土神として崇敬される萱尾神社

以前、京都市伏見区の日野を散策しているときに偶然見つけた萱尾神社。 見つけたと言っても、地元の方は誰もが知っている神社なのでしょうが、あまり京都関連の本では紹介されていません。 萱尾神社が建っている辺りは住宅街なのですが、境内周辺だけ木々が生い茂っています。

江戸時代の荷物の運搬を助けた車石

京都駅から伏見区まで南北に竹田街道が走っています。 竹田街道は昔から京都の交通にとって重要な役割を果たしており、人だけでなく多くの荷物も行き来していました。 江戸時代には、荷物を運ぶのに牛車(うしぐるま)を利用しており、材木や米などが運ばれていました。

魚三楼に残る鳥羽伏見の戦いの弾痕

慶応4年(1868年)1月に始まった鳥羽伏見の戦いは、その名のとおり、京都市の鳥羽と伏見で新政府軍と旧幕府軍が戦いました。 現在の京阪電車伏見桃山駅と近鉄電車桃山御陵前駅の近くでは、北に新政府軍の薩摩藩、南に旧幕府軍の会津藩と新撰組が陣取り、激しくぶつかり合いました。 その時の弾痕が、今も京料理屋の魚三楼(うおさぶろう)に残っています。

琵琶湖疏水の流れを追いかける

京都市を流れる川には、鴨川や桂川などがあります。 これらの川は、昔から京都を流れていましたが、江戸時代や明治時代にできた川も存在します。 鴨川の西を流れる高瀬川は、江戸時代に角倉了以(すみのくらりょうい)によって開削されたもので、木屋町通を歩いていると川のせせらぎが爽やかに感じますね。 明治時代にできた川は、琵琶湖疏水で、その流れは鴨川にも負けないほどです。 ところで、どうして琵琶湖疏水は造られたのでしょうか。 また、どこに向かって流れているのでしょうか。

鳥羽伏見の戦いの史跡

慶応4年(1868年)1月3日。 京都市伏見区で、新政府軍と旧幕府軍が激突しました。 この戦いは、鳥羽伏見の戦いと呼ばれ、明治2年(1869年)の函館戦争まで続く戊辰戦争(ぼしんせんそう)の始まりとなります。 現在でも、伏見区には、鳥羽伏見の戦いの史跡がいくつも残っています。

鮮やかなツツジが咲く城南宮の神苑

4月も終わりに近づくと、京都の観光名所では、桜から初夏の草花に主役が交代します。 京都市伏見区の城南宮でも、ツツジや藤が神苑を彩り始めます。 晴天に恵まれた4月下旬のある日の昼下がり。 ポカポカとした陽気に誘われて城南宮にお参りに行ってきました。

青空の下で観賞した御香宮神社と伏見桃山城の桜

京阪電車の中書島駅から墨染駅の間には、たくさんの桜の名所があります。 嬉しいことにこの辺りは、拝観料が不要なところが多く、交通費だけで桜を楽しむことができます。 4月12日。 京阪電車の伏見桃山駅で下車し、御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)と伏見桃山城に桜を見に行ってきました。

宇治川派流の桜・2012年4月5日の状況

京阪電車の中書島駅の近くを流れる宇治川派流は、春になると川沿いのソメイヨシノが花を咲かせます。 京都市中心部から離れているせいか、植えられている桜が多いのにお花見に訪れる観光客の方は、比較的少なめです。 私が訪れた4月5日も、ほとんど観光客の方がいなかったので、遊歩道をのんびりと歩きながら桜を観賞することができました。

桜シーズンの始まりを告げる淀水路の河津桜

京阪電車の淀駅と言えば、京都競馬場の最寄駅として知られています。 毎週末、京阪電車の各駅停車は、淀駅でたくさんの人が降り、また、淀駅からたくさんの人が乗ってきます。 競馬が目的の方はご存じなのかかわりませんが、京都競馬場の近くには淀水路があります。 水路沿いには遊歩道が整備されていて、歩道の両脇には、早咲きの河津桜が何本も植えられています。