局長なのに粛清された新見錦と芹沢鴨

文久3年(1863年)に結成された新撰組は、当初は、芹沢鴨(せりざわかも)、新見錦(にいみにしき)、近藤勇(こんどういさみ)の3人が局長、つまり、組織のトップでした。 しかし、最終的には近藤勇だけが局長となり、他の2名は局長を降りることになります。 では、芹沢鴨と新見錦は、なぜ、局長を降ろされたのでしょうか。

武勇に優れた建御名方神を祀る尚徳諏訪神社

日本の神話の中に大国主命(おおくにぬしのみこと)の国譲りの話があります。 大国主命が天照大神に自分が統治していた国を譲ったという話ですね。 この国譲りの話の中で、大国主命の2人の子供が登場します。 ひとりは建御名方神(たけみなかたのかみ)で、もうひとりは事代主神(ことしろぬしのかみ)です。 このうち、建御名方神は、長野県の諏訪大社(すわたいしゃ)に祀られています。

京都各地に散らばる血天井

慶長5年(1600年)は、関ヶ原の戦いが起こった年として有名ですね。 その関ヶ原の戦いが起こる前に京都の伏見城で、東軍と西軍の戦いが起こっています。 この年の6月18日に徳川家康は、上杉討伐のために東に出陣するわけですが、伏見城で家臣の鳥居元忠に別れを告げます。 鳥居元忠は、家康の留守中に西軍が伏見城を攻めてくることをわかった上で、城を枕に討ち死にする覚悟。 そして、7月19日に宇喜多秀家や吉川広家らが率いる西軍4万が伏見城にたてこもる2千名弱の鳥居勢に襲いかかります。 激しい攻防の末、8月1日に伏見城は落城、鳥居元忠と残兵380名余りは、自害して果てました。 ...

日本にも奴隷制度はあったのか?

西洋の歴史の中では、奴隷制度が出てきます。 西洋の奴隷は、人格を完全に否定され、自由も拘束された人たちだったわけですが、こういった奴隷制度が日本にもあったのでしょうか。 日本史の中では、西洋のような奴隷制度は、あまり出てこないので、なかったように思いますが、まったくなかったわけではありません。

神社に祀られている動物たち

神社にお参りに行くと、様々な動物が祀られていることに気づきます。 サル、ウシ、キツネなど、その神社によって違いはありますが、多くの神社で動物を祀っていますね。 ところで、こういった動物たちと神社は、一体どういう関係にあるのでしょうか。 今回の記事では、動物たちがそれぞれの神社に祀られている理由を調べてみたので、紹介します。

宗像三女神が祀られている京都御苑の2つの神社

多紀理比売命(たぎりひめのみこと)、多岐津比売命(たぎつひめのみこと)、市岐嶋比売命(いちきしまひめのみこと)をあわせて宗像三女神(むなかたさんにょしん)といいます。 宗像三女神には、商売繁盛、家内安全、芸事上達、金運などのご利益があります。 日常生活にとって、ありがたいご利益が多いですね。 この宗像三女神を祀っている神社が京都御苑の中に2つあります。 ひとつは、宗像神社で、もうひとつは厳島神社です。

芸能の神さまである天鈿女命を祀る芸能神社

京都市右京区の車折神社(くるまざきじんじゃ)の境内に芸能神社という神社があります。 その名のとおり、芸事の上達にご利益があるわけで、芸能人の方の参拝も多いです。 芸能神社が、芸事の上達にご利益があるのは、祭神として祀られている天鈿女命(あめのうずめのみこと)と関係があります。

ゑびす様として信仰される事代主命

商売繁盛のご利益を預けてくれる神さまとして有名なのは、ゑびす様ですね。 実は、このゑびす様とされる神さまは、2人います。 ひとりは蛭子神(ひるこのかみ)、もうひとりは事代主命(ことしろぬしのみこと)です。 京都市東山区の恵美須神社に祀られているのは、事代主命の方です。 ところで、なぜ、事代主命がゑびす様なのでしょうか。

月読神社に祀られている月読尊は安産の神さま

日本の神話の中で、伊弉諾命(いざなぎのみこと)が、黄泉(よみ)の国から帰ってきたときに体の穢れを払うために川に入って身を清めたと伝えられています。 そして、川から出た時に伊弉諾命は三柱の尊い神さまを生みました。 その神さまは、天照大神、月読尊(つくよみのみこと)、素戔嗚尊(すさのおのみこと)で、あわせて三貴子(みはしらのうずのみこ)と呼ばれています。 この中で、天照大神や素戔嗚尊については、比較的有名ですが、月読尊については、知らない方が多いのではないでしょうか。 月読尊とは、一体どういう神さまなのでしょう。