初秋に歩いた背割堤・2025年

9月上旬。

京都府八幡市の背割堤(せわりてい)を訪れました。

背割堤は1km以上に渡り桜が植えられており、春には大勢の花見客が訪れます。

でも、桜が咲いていない時期は、ほとんど人がおらず、のんびりと歩くことができます。

風が吹き抜ける堤防の上

背割堤には、京阪電車の石清水八幡宮駅から北に約10分歩くと到着します。

時刻は午後5時前。

9月に入ったとはいえ、まだまだ残暑が厳しく、昼間に背割堤を歩くのはためらわれます。

夏の暑さは続いているものの、背割堤の入り口では、人の目線より少し高い所をたくさんの赤とんぼが飛んでおり、季節が秋に向かっているのを感じます。

入り口

入り口

堤防の上を西に向かって歩きます。

桜並木が木陰を作ってくれており、少しばかりひんやりとしていますね。

心地良い風も吹き抜け、背割堤に来るまでにかいた汗が乾いていきます。

堤防の上を歩く

堤防の上を歩く

堤防の上から北側の遊歩道に下ります。

遊んでいる親子やジョギングしている人がいましたが、ほとんど無人に近い状態。

北側の遊歩道

北側の遊歩道

ツクツクボウシの大合唱だけが聞こえてきます。

セミの鳴き声がアブラゼミからツクツクボウシに変わると夏が終わりに向かっているのを実感します。

晩夏には、ミンミンゼミも鳴き始めるのですが、今年はあまり聞こえないですね。

芝生の斜面にできた大きな影に所々茜色になりつつある陽の光が射しこみます。

斜面

斜面

夕方の景色も、ゆっくりと夏から秋に変わってきています。

木津川と淀川の流れ

背割堤の中ほどまで歩いたところで、今度は南側の遊歩道に移動。

こちらは、日陰がなく、どこを歩いても太陽に追いかけられて暑いです。

芝生も、暑さに参ったのか、茶色くなっている部分がありますね。

南側の遊歩道

南側の遊歩道

日差しを浴びた桜並木と芝生。

桜並木と芝生

桜並木と芝生

桜の木の上の方の葉が、少し赤くなってきています。

青々とした風景を見られるのも、9月まででしょうか。

木津川のほとりは、草が子供の背くらいまで伸びており、中には大人の背より高く育っている草もありました。

手入れしなければ、草は伸び放題ですね。

草と男山

草と男山

でも、遊歩道まで草が伸びてきてはいないので、定期的に除草しているのでしょう。

草の向こうに男山が見えます。

堤防の上に上がり、木津川を眺めます。

今年は梅雨が早く終わり、例年より降雨が少なかったためか、水量がかなり少なくなっていますね。

木津川

木津川

水の流れより、茶色い砂の面積の方が広そうです。

堤防の北に目をやると、宇治川の流れ。

宇治川

宇治川

宇治川は、木津川より水量が多く、この日も川の流れが豊かでした。

でも、宇治川も、普段より水量は少なめですね。

背割堤の入り口に戻って来ました。

御幸橋と男山

御幸橋と男山

南を向くと、御幸橋が男山まで続いているように見えましたよ。

9月上旬の背割堤はほとんど人がおらず、のんびりと歩けました。

まだ35度くらいまで気温が上がる日が続いているので、背割堤を訪れるなら、早朝か夕方にした方が良いです。

9月下旬になれば、日中でも歩きやすい気候になっていると思いますが、出かける際は天気予報で最高気温を確認してからにした方が良いでしょう。

なお、背割堤の詳細については以下のページを参考にしてみてください。