7月28日。
夕方から京都市東山区の八坂神社を訪れました。
この日、午後6時から神輿洗奉告祭、午後8時から神輿洗式が行われました。
24日に後祭の山鉾巡行と還幸祭が終わり、祇園祭の大きな神事は、28日の神輿洗式を残すだけとなりました。
舞殿から出る3基の神輿
八坂神社には、京阪電車の祇園四条駅から東に約5分歩くと到着します。
午後5時30分頃、夕日に照らされた八坂神社の西楼門に向かって歩いていると、四条通で神輿洗式に登場する巨大な松明(たいまつ)の準備が行われていました。
市バスが、大松明を避けて走っていますね。
四条通では、すでに神輿洗式のためにお巡りさんが交通整備を行っています。
西楼門をくぐり、八坂神社に入ります。
境内が徐々に暗くなってきています。
午後6時前に関係者が本殿に入っていきました。
神輿洗奉告祭の始まりです。
本殿の中からは雅楽や銅鑼を叩く音が聞こえてきますが、どのような神事が行われているのか、外からでは窺うことができません。
神輿洗奉告祭は、7月10日にも行われています。
10日は神幸祭に向けて神輿洗奉告祭と神輿洗式が行われるのですが、28日は還幸祭を終えた神輿を神輿庫に戻すために同様の神事を行います。
本殿で神輿洗奉告祭が行われている間、舞殿に奉安されていた3基の神輿が順に降ろされていきます。
最初に舞殿から降ろされるのは、中御座の神輿です。
中御座の神輿は、この後の神輿洗式で、八坂神社と四条大橋を往復するので、南楼門の外に移動します。
続いて、東御座の神輿が舞殿から降ろされました。
東御座の神輿は、そのまま神輿庫に向かいます。
ここで、記念撮影。
記念撮影の後は、西御座の神輿が舞殿から降ろされます。
西御座の神輿も、そのまま神輿庫へ。
大松明が境内を出る
午後6時30分頃に神輿が舞殿から降ろされた後、しばらく待つことに。
この頃には、本殿で行われていた神輿洗奉告祭が終わり、南楼門の外から賑やかなお囃子が聞こえてきました。
そして、四条通に置かれていた大松明も境内に運び込まれます。
大松明は、午後6時55分頃に神輿の舁き手たちによって本殿の前に持っていかれました。
いよいよ大松明に点火です。
燃え上がった大松明を再び舁き手たちが持ち上げ、舞殿の前を通過します。
そして、煙を上げた大松明は、提灯が灯った南楼門に向かい、そのまま外に出ていきました。
これから、大松明は、神輿が通る四条通を清めるため、八坂神社と四条大橋を往復します。
私も、大松明を見るため、急いで西楼門に移動します。
なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。
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