7月中旬。
京都市東山区の恵美須神社に参拝しました。
恵美須神社には、1月の雪が降った日以来の参拝になります。
あの時は、とても寒かったですが、今は猛暑が厳しく、そろそろ梅雨明けし本格的な夏がやってきそうです。
本殿の三十六歌仙
恵美須神社には、京阪電車の祇園四条駅から南東に約5分歩くと到着します。
入り口にやって来ると、鳥居が西日に照らされ、影が長くなっていました。
時刻は、午後4時を過ぎたころ。
7月は日が長いですが、午後4時を過ぎると、もう夕方だなと感じます。
鳥居をくぐった左手に置かれた手水鉢は、水が全く入っていませんでした。
空の手水鉢を見ると、暑さがより厳しく感じますね。
恵美須神社の北には、大きな建物が建ち、境内が窮屈に見えます。
1月の十日ゑびすの時は、大勢の参拝者が訪れ、狭い境内の中で人がぎゅうぎゅう詰めになります。
二の鳥居の上には、恵美須さまの顔がかかっており、その下には、熊手が付いています。
熊手には、たくさんの賽銭が入っています。
参拝者が、投げ入れたものですね。
私も、賽銭を投げ入れることに。
5回目くらいのチャレンジで、何とか入れることができました。
二の鳥居の北側には、笑顔が素敵な恵美須さまがいらっしゃいますよ。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
商売繁盛のご利益を授けてくれる神社ですから、仕事がうまくいくようにお願いしておきます。
本殿にお参りを済ませた後は、本殿横の板をコンコンと叩きます。
恵美須さまは、耳が遠いので、板を叩いてお参りに来たことを報告しないと願い事をかなえてもらえません。
本殿の右前に建つ天満宮。
学問の神さまの菅原道真が祀られています。
こちらにもお参りをして、頭が良くなるようにお願いをしておきましょう。
天満宮にお参りを済ませた後、何気なく本殿の北側を見上げると、歌人が描かれた額がかかっていました。
柿本人麻呂など、18人が描かれています。
三十六歌仙のうち18人しか描かれていないのは中途半端だなと考えていたのですが、もしかしたら南側にも18人描かれていて三十六歌仙になっているのではないかと思い、本殿の南側に行ってみることに。
すると、予想したとおり、南側にも18人の歌人が描かれていました。
この額が奉納されたのは、明治41年(1908年)10月中旬とのこと。
奉納されてから115年が経過していますが、三十六歌仙の額は、色あせることなく、きれいな状態が維持されていますね。
今まで何度も恵美須神社に参拝していますが、三十六歌仙の額には全く気づきませんでした。
同じ場所に何度も行っても、新しい発見はあるものですね。
そろそろ恵美須神社から出ることに。
梅雨明け前の夕方に良いお参りができました。
この後は、禅居庵にキキョウを見に行きます。
なお、恵美須神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。