8月16日。
毎年京都では、午後8時から五山の送り火が行われます。
昨年は、新型コロナウイルスの影響で規模を縮小して実施されました。
そして、今年も新型コロナウイルスの影響で規模縮小となってしまいました。
その規模が縮小された送り火を京都府八幡市にある石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)の展望台に見に行ってきました。
小さな点
石清水八幡宮に行くには、京阪電車の石清水八幡宮駅からケーブルに乗車し男山の山上に向かうのが便利です。
しかし、夜は何時までケーブルが動いているのかわからないので、歩いて石清水八幡宮に向かいました。
あと10分で午後8時となる頃に石清水八幡宮の展望台に到着。
人は誰もいません。
静かに送り火を見られるかなと思ったのですが、8時までに10人ほどの方が展望台に集まりました。
それでも、展望台は混雑するような感じではありません。
京都芸術花火を見に来た時には、結構な人出だったんですけどね。
展望台から京都の夜景を眺めます。
京都タワーが真っ白に輝いているのが見えますね。
時刻が午後8時になると、京都タワーの光が消え、上部が赤く点滅し始めました。
五山の送り火の時間帯は、気を利かして消灯するのでしょう。
京都タワーから目を右に向けます。
真っ暗な大文字山。
何も見えません。
でも、しばらく大文字山の方角を見ていると、1つだけ赤い点が見えるようになりました。
そして、もうしばらく待つと点が2つになりました。
規模を縮小した「大」の文字は、6ヶ所に火が点くのですが、石清水八幡宮からだと2つの点しか見えません。
大文字山の火の勢いが強くなってきました。
さすがに規模縮小のため、見事とは言えないですね。
大文字山の2つの点が徐々に小さくなり始めてきました。
五山送り火は、大文字山から西の方角に妙法、船形、左大文字、鳥居形と順番に点灯していきます。
京都の全体を見渡し、送り火の明かりを探します。
京都タワーのやや左側に妙法らしき明かりを確認。
上の写真の中央やや右側に写っている点が妙法と思われます。
妙なのか法なのか、ここからだと全く判別できません。
写真の左端の方にも小さな点が見えます。
ビルの明かりなのか、それとも船形なのでしょうか。
さらに左に顔を動かし、金閣寺方向を眺めます。
上の写真の中央やや右上に見える小さな点が、左大文字と思われます。
そして、さらに左を眺めますが、ここからだと山が邪魔になって鳥居形は見えません。
時刻が午後8時30分に近づいています。
すでに大文字山の2つの点は消えています。
妙法も、わかりにくくなってきました。
左大文字は、まだ燃え続けているようですが、そろそろ帰りましょう。
エジソン記念碑の前にやって来ると、暗闇の中で、ネコが3匹寝ていましたよ。
今年も五山の送り火は、規模縮小となりましたが、来年はいつものような送り火が見られることを期待しましょう。
五山の送り火の火床に残ったから消し(消し炭)を半紙にくるんで水引をかけて家の門口に吊るしておくと厄除け、盗難除けになると言われています。
元気がある方は、8月17日以降に五山の火床に行って、から消しをもらってはいかがでしょうか。
なお、石清水八幡宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。