晩秋に参拝した地主神社・2020年

11月下旬に京都市東山区の清水寺に紅葉を見に行った際、地主神社(じしゅじんじゃ)にも参拝しました。

地主神社は、清水寺の境内に建っている京都最古の縁結びの神社です。

清水寺が、旅行者や観光客の方に人気があることから、地主神社の境内も、いつも賑わっていますね。

特に若い女性の方の姿を多く見かけます。

おかげ明神、撫で大国さん、水かけ地蔵さま

地主神社には、京阪電車の清水五条駅から東に20分ほど歩くと到着します。

市バスだと「清水道」から徒歩約10分です。

地主神社に参拝するには、まず清水寺に入らなければなりません。

清水寺の入山料は400円です。

清水の舞台を見た後、本堂の裏に向かうと地主神社の鳥居が現れます。

鳥居

鳥居

秋空がきれいですね。

石段を上り、鳥居をくぐります。

境内は、あまり広くないので、混雑している時は窮屈です。

でも、この日は、普段よりも、かなり人が少なかったです。

それでは本殿にお参りをしましょう。

本殿

本殿

本殿の奥には、いろいろと社殿が建っています。

下の写真に写っているのは、おかげ明神を祀る社殿です。

おかげ明神

おかげ明神

おかげ明神は、どんな願い事も、一つだけなら必ず「おかげ(ご利益)」がいただけるという一願成就の守り神です。

特に女性の守り神として信仰を集めているとのこと。

後ろのご神木は、「いのり杉」とも「のろい杉」ともいわれ、女性の間で流行した丑(うし)の刻(とき)まいりに使われていたそうです。

今でも、ご神木には、五寸釘を打ち込まれたあとが残っています。

諸願成就の撫で大国さんにも、お参りをしておきましょう。

撫で大国さん

撫で大国さん

撫でる場所によって、以下のご利益を授かることができます。

おかげ明神の裏には、水かけ地蔵さまもいらっしゃいますよ。

水かけ地蔵さま

水かけ地蔵さま

その名のとおり、水をかけてお願いすると、願い事を叶えてくれると言われています。

境内の景色

それにしても、この日は、地主神社に参拝している人が少なかったです。

境内

境内

こんなに境内に人がいない地主神社を見たことがないですね。

地主神社からは、清水寺の建物も見えますよ。

清水寺の境内

清水寺の境内

境内の奥には、たくさんの絵馬が奉納されています。

絵馬

絵馬

毎月第1日曜日のえんむすび地主祭りで、縁結び、恋愛成就、開運招福の祈願がされます。

絵馬を奉納された方の願い事が叶うと良いですね。

本殿には、人形(ひとがた)祓いもあります。

人形祓い

人形祓い

人形祓いは、人を形どった紙に息を吹きかけ、身代わりとして水に流し、身についた悪運、悪縁、病気などいろいろな悩み事をとり祓う神事です。

近くの桶には水が入っており、人形が溶けていましたよ。

境内の隅には、栗光稲荷大神を祀る社殿が建っています。

栗光稲荷大神

栗光稲荷大神

目立たない場所に建っているので、見落としそうになりますが、こちらにも商売繁盛を祈願しておきましょう。

晩秋の地主神社は、普段なら大混雑するのですが、今年は新型コロナウイルスの影響で空いていました。

しばらくの間は、境内が混むことはなさそうです。

なお、清水寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

宿泊