11月下旬に京都市東山区の清水寺の紅葉を見た後、北に歩き、興正寺本廟を訪れました。
紅葉シーズンの東山は、どこも混雑しやすいのですが、興正寺本廟はほとんど訪れる人がいません。
境内には、割と多くのカエデが植えられているのですが、入り口付近からだと見えないことから紅葉に気づかないのだと思います。
無人の境内で見る紅葉
興正寺本廟には、京阪電車の清水五条駅から東に15分ほど歩くと到着します。
市バスだと、「清水道」から徒歩約7分です。
興正寺本廟は、観光客の方で賑わう三年坂の下に入り口があります。
入り口から参道を見ても、紅葉しているカエデが1本だけしか見えません。
だから、この辺りで記念撮影する人はいても、奥まで進んでいく人が少ないんですよね。
参道をまっすぐ進んでいくと、建物が建っています。
その建物の近くの紅葉が見ごろでした。
さらに参道を進むと、石段の下にやってきます。
この辺りも、まずまず紅葉していますね。
石段を上っていくと本堂が建っています。
そして、本堂の後ろに回ります。
興正寺本廟は、浄土真宗の興正寺の親鸞聖人の廟所です。
親鸞聖人の本廟は、境内の奥にあります。
本廟へと続く石段近くも、紅葉が見ごろでした。
そして、石段を上ると紅葉に包み込まれます。
さらに石段を上った先に本廟があるので、お参りをしましょう。
境内には、全くと言っていいほど人がいません。
そのため、紅葉時期の東山とは思えないほど静かです。
本廟近くから紅葉を見下ろします。
来る時は真っ赤に見えた紅葉ですが、反対側からだと、あまり紅葉していません。
日当たりが悪い場所にある葉は、なかなか赤くならないですね。
まだ、たくさん青葉が残っていましたが、あまり紅葉せずに散ってしまうかもしれません。
浄華堂(じょうげどう)近くの紅葉は、色づきが良くないですね。
今年の東山は、赤褐色やオレンジ色の紅葉が目立ちます。
来る時に上った石段の北側にある参道を下りて行きます。
こちらの紅葉もオレンジ色や黄色が目立ちましたが、透明感はありましたよ。
そして、石段下に戻ってきました。
真っ赤になれなかったモミジを見ていると、晩秋のしみじみとしたもの悲しさを感じますね。
私が興正寺本廟にいる間、参拝者は、ちらほらとやって来る程度でした。
三年坂付近の人ごみに疲れた方は、興正寺本廟に立ち寄ると気持ちがすっきりすると思いますよ。
この後は、大谷祖廟に紅葉を見に行きます。