毎年3月に実施されている京都東山花灯路。
2019年は、3月8日から17日まで開催されており、午後6時から午後9時30分まで東山でライトアップが行われています。
ライトアップが行われている地域は、北は青蓮院付近から南は清水寺付近までです。
ということで、初日の3月8日に京都東山花灯路を見に行ってきました。
産寧坂から大谷祖廟
点灯開始時刻の午後6時だと、まだ空が明るいのですが、午後7時前には暗くなり、会場に設置されている行灯が足元を照らし情緒ある景色を作り出してくれます。
清水寺から北西に5分ほど歩いた辺りから、産寧坂の石段を下ります。
昼間は混雑している産寧坂ですが、夜は少し人が少なくなり、比較的歩きやすくなっていました。
産寧坂から二年坂に入る辺りで西に歩き、八坂の塔を見に行きます。
ライトアップされた八坂の塔は、京都東山花灯路でも人気が高く、坂の中腹では多くのカメラマンの方たちが夜空に浮かび上がる五重塔を撮影していましたよ。
八坂の塔から北に歩き、高台寺と圓徳院に挟まれたねねの道にやって来ました。
時刻は午後7時。
この時間から、ねねの道では、狐の嫁入り巡行が行われます。
狐の面を付けたお嫁さんが、人力車に乗って北から南にゆっくりと進んでいきます。
古来から、狐の嫁入り巡行は縁起が良いとされているのだとか。
ねねの道を北に歩き、円山音楽堂を過ぎて大谷祖廟の参道にやって来ました。
参道の両脇に行灯が設置され、まるで飛行場のようであります。
また、活花もライトアップされ華やかさが演出されていました。
大谷祖廟の参道には、京都ゆかりの芸術大学の学生さんが制作した作品が並んでいます。
どの作品も、趣向が凝らしてあり見事でしたよ。
中には、「無題」という作品もあり、ほとんど何も展示されていませんでした。
円山公園と八坂神社
大谷祖廟の参道を過ぎ、円山公園にやって来ました。
京都東山花灯路の会場では、いたるところに活花が展示されていますが、特に円山公園に多くの活花が並んでいます。
侍犬の正宗も、興行中でした。
円山公園には、他に粟田大燈呂も展示されています。
粟田大燈呂は、毎年秋に粟田神社で行われる粟田祭で巡行します。
その粟田大燈呂は、京都東山花灯路でも展示されるのが恒例となっていますね。
上の写真に写っているのは、牛頭天王(ごずてんのう)の粟田大燈呂です。
大国主命(おおくにぬしのみこと)なども展示されていますよ。
円山公園の西に建つ八坂神社でも、ライトアップが行われており、参道には多くのお店が出ていました。
八坂神社の参道は、いつもお店が出ていますが、京都東山花灯路の期間は普段よりもお店の数が多いです。
西楼門から四条通に出ます。
ライトアップされた朱色の西楼門もきれいですね。
京都東山花灯路の最寄り駅は、地下鉄東山駅、京阪電車の祇園四条駅と清水五条駅、阪急電車の河原町駅です。
地下鉄東山駅から清水寺まで歩くと、会場全体を見て廻ることができますよ。
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