京都府宇治市は、平等院と宇治上神社が世界遺産に登録されている有名な観光地です。
宇治市に観光で訪れる場合、もちろん、平等院と宇治上神社の建物を見て廻るのが主目的となるのですが、春の桜も忘れてはなりません。
平等院、宇治上神社、そして、その間を流れる宇治川には、多くの桜が植えられており、4月初旬にはこの周辺が薄紅色に染まります。
平等院
京都駅から宇治市に行くには、JR奈良線に乗車するのが便利です。
乗車時間約30分でJR宇治駅に到着します。
宇治駅に到着したら、東に10分ほど歩いて平等院に向かいましょう。
平等院の拝観料は600円です。
鳳凰堂内部を拝観する場合は、別途300円の志納が必要です。
平等院と言えば、10円玉に描かれている鳳凰堂が有名です。
正面から眺めて10円玉と同じ姿をしているのを確かめましょう。
桜は、平等院境内に無数に植えられています。
特にソメイヨシノが多く、満開になった時の境内は見事の一言です。
ただ、鳳凰堂の正面には桜が少ないのが残念です。
でも、鳳凰堂の裏側には多くの桜が植えられているので、美しい桜風景を見られますよ。
阿字池に映り込む桜もきれいです。
宇治川
平等院の桜を見た後は、宇治川の東に建つ宇治上神社に向かいましょう。
その前に宇治川の桜も見事ですから、じっくりと見ておきたいですね。
宇治川の周囲にはソメイヨシノが多く植えられています。
また、宇治川の中州にある塔の島と橘島には枝垂れ桜もたくさん植えられています。
宇治川の近くにはお店がいくつもあるので、休憩しながら桜を眺めるのも良いですね。
朱色の朝霧橋と一緒に眺める桜も風情がありますから、忘れずに見ておきましょう。
宇治上神社
朝霧橋を東に渡ると、目の前に宇治神社の鳥居が現れます。
宇治上神社に行く途中ですから、宇治神社にも立ち寄りましょう。
宇治神社の境内を抜けて、細長い道を1分ほど歩くと、宇治上神社の朱色の鳥居が見えてきます。
この鳥居の近くにたくさんのソメイヨシノが植えられています。
どのソメイヨシノも大きいのが特徴的で、満開になると空を覆ってしまうのではないかと思えるほど多くの花を咲かせます。
神門の近くには、八重紅枝垂れ桜も植えられており、こちらはソメイヨシノよりも開花が遅めです。
宇治上神社の境内には、桜は見当たりませんが、世界遺産に登録されている社殿はじっくりと見ておきたいですね。
所要時間は、平等院は約1時間、宇治川は約30分、宇治上神社は約30分です。
昼食を1時間、宇治駅と各寺社の移動時間を30分、京都駅と宇治駅の往復を1時間とすると、合計5時間ほどかかります。
宇治市は京都市からそれほど離れていないので、有名どころを散策するのに1日あれば十分です。
他に縣神社(あがたじんじゃ)や恵心院にも桜があるので、時間があれば立ち寄ってください。