3月上旬。
京都市右京区の嵐山に建つ天龍寺を訪れました。
天龍寺は世界遺産に登録されている寺院ということもあり、嵐山の中でも特に観光客の方に人気があります。
4月の桜と11月の紅葉の時期は、とても人が多いのですが、今の時期だとやや人が少な目です。
多宝殿前で咲く2本の枝垂れ梅
天龍寺は、京福電車の嵐山駅からすぐの場所にあります。
JR嵯峨嵐山駅からだと、西に徒歩約5分ですね。
総門をくぐり、長い参道を歩いて拝観受付へ。
そして、拝観料500円を納めて庭園内に入ります。
天龍寺の大方丈の前には、曹源池(そうげんち)と呼ばれる大きな池が設けられています。
池の北側から大方丈と嵐山を一度に見る風景は定番ですね。
私が天龍寺に訪れた日は、曇ったり晴れたり忙しなく天気が移り変わりました。
でも、庭園拝観時には、青空が広がり美しい風景を見れましたよ。
曹源池から北に歩くと、後醍醐天皇の尊像が祀られている多宝殿が建っています。
その手前の左右には、紅白の枝垂れ梅が植えられており、見ごろを迎えていました。
多宝殿の右前にあるのは、呉羽枝垂梅(クレハシダレウメ)です。
薄紅色の花をたくさん咲かせています。
海外からお越しの方たちが、この呉羽枝垂梅の前で記念撮影をしていましたよ。
見ごろがやや過ぎている感じではありましたが、まだ上の方でたくさんの花が咲いていました。
多宝殿の左前にある枝垂れ梅。
こちらは、白色の花を咲かせます。
まだ、見ごろには少し早い感じですね。
呉羽枝垂梅ほどは人気がなく、ちょっとかわいそうでしたよ。
多宝殿からさらに北に歩き、百花苑へ。
百花苑では、1本の白梅が満開になっていました。
紅梅は見ごろ過ぎ。
そろそろ梅も終わりに近づいていますね。
早春の花
天龍寺の庭園には、様々な植物が植えられています。
桜が咲くころに訪れると、まさに百花繚乱です。
3月上旬だと、まだそれほど華やかではありませんが、早春の花を楽しめます。
桃色の花を咲かせる有楽椿(ウラクツバキ)
地面に散った花もきれいでしたよ。
こちらは、曙馬酔木(アケボノアセビ)。
淡い紫色が特徴的です。
白色の馬酔木もありましたよ。
ジンチョウゲも満開。
近づくと、甘い香りがほのかに漂っていました。
庭園を一通り鑑賞したところで外に出ることに。
庭園拝観後に300円を納めれば本堂の拝観もできますよ。
以前は100円の追加だったのですが、いつの間にか値上げしていました。
今回は本堂の拝観はせずに帰路につきました。
参道に植えられている白梅が満開。
この様子だと、3月中旬までは梅を楽しめそうですね。
なお、天龍寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。