京都市左京区の一乗寺で最も人気がある観光名所といえば、詩仙堂でしょう。
一乗寺散策に訪れて、詩仙堂を拝観しない方は、ほとんどいないのではないでしょうか。
特に紅葉シーズンは、大人気ですね。
11月中旬。
人気の詩仙堂に紅葉を見に行ってきたので、その模様をお伝えします。
混雑していて建物内ではゆっくりできず
詩仙堂は、叡山電車の一乗寺駅から東に15分ほど歩くと到着します。
大人気の詩仙堂なので、見ればすぐにそこだとわかる建物が建っていると思うでしょうが、なんと入口は下の写真のように簡素な門があるだけです。
私も初めて訪れた時は、入口に気付かずに素通りしてしまいましたよ。
でも、紅葉の季節は、多くの観光客の方がこの門をくぐっていくので、見逃すことはないでしょう。
門をくぐり、参道を進んで玄関へ。
玄関の前には長蛇の列ができていました。
拝観受付を済ますのに5分程度かかったでしょうか。
とにかく人が多いこと多いこと。
ちなみに拝観料は500円です。
玄関で靴を脱ぎ、受付を済ませて建物内に入ります。
畳に座って眺める庭園は格別・・・。
なのですが、やはり人が多くで、のんびりとできそうにありません。
縁側近くが空いたので、1枚だけ写真を撮影することに。
サツキの刈込の向こうにモミジがあるのですが、逆光で見えませんね。
建物内からは、人が多すぎて庭園を見ることができそうになかったので、すぐに玄関で靴を履いて、庭園内を散策することにしました。
秋色の庭園
庭園に入ると、人は多かったものの、広々としていたため、さほど窮屈には感じませんでした。
山側のモミジが、紅く色付き始めています。
庭園の奥に進むと、日当たりの良い上の方だけが紅葉していました。
木の下半分は、まだまだ青葉が目立つ状態です。
庭園内は、紅葉だけでなく秋の花も咲いていましたよ。
ふわふわのフジバカマの花。
最初に入った建物は、嘯月楼(しょうげつろう)という建物で、外から見ると下の写真のような形をしています。
嘯月楼の近くのカエデの色付きが抜群にきれいで、多くの方がその鮮やかなモミジに見とれていましたよ。
こんなにきれいな色付きは、数十年に一度しか見ることができないそうです。
日差しに照らされたモミジは、本当にきれいでしたよ。
ただ、残念だったのが、私が訪れた時は、上の写真の紅葉だけが見ごろの状態で、ほとんどは色付き始めといった状態だったことです。
でも、鮮やかな紅葉を見ることができたので、良しとしましょう。
むしろ、きれいなモミジを見れたので贅沢なくらいです。
詩仙堂から立ち去る前に、もう一度、庭園を眺めてみると、秋らしい景色が広がっていましたよ。
一瞬、人がいなくなった庭園を見ていると、秋のもの悲しさを感じました。
詩仙堂は、とても混むので、人ごみが苦手という方にはおすすめできませんが、朝早くに拝観すると人が少ないようですよ。
「京都写真(Kyoto Photo)」さんの詩仙堂の紅葉の記事に朝の早い時間帯の庭園の写真が掲載されていますので、ご覧になってください。
なお、詩仙堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。