3月中旬に長得寺にオカメ桜を見に行った後、南西に約10分歩き、京都市上京区の清浄華院(しょうじょうけいん)に参拝しました。
浄土宗四ヵ本山の一つに数えられる清浄華院には、大方丈前に1本の蜂須賀桜(はちすかざくら)が植えられています。
例年、開花は3月上旬で見ごろを迎えるのは3月中旬。
まだ、本格的なお花見シーズンには3週間くらい早いので、清浄華院に蜂須賀桜を見に来る人はほとんどいません。
不動堂にお参り
清浄華院には、地下鉄の今出川駅から南東に約8分歩くと到着します。
京阪電車の出町柳駅からだと南西に徒歩約10分です。
寺町通に面する総門の前にやってきました。

総門
この日は快晴で、桜を見るには良い気候。
総門も日射しを浴び、屋根瓦が光をはね返すほど眩しく輝く。
総門をくぐって境内へ。
車が何台か停まっていますが、人の気配は感じられず静か。

境内
西隣に京都御苑があるので、観光客が流れてきても良さそうなものですが、いつ来ても参拝者はほとんどいません。
総門をくぐった左手に不動堂が建っているので、中に入ってお参り。

不動堂
祀られているのは、安倍晴明ゆかりの泣不動。
中央に鎮座するお不動さまは、いつもながら憤怒の形相が恐ろしい。
身代わりになってくれるということですから、災厄が降りかかってきても、その苦しみを代わりに受けてもらえるよう祈願しておきましょう。
ピンク色の花をたくさん咲かせた蜂須賀桜
不動堂を出て、石畳の参道をまっすぐ東に進み、大方丈前へ。
その左前にある蜂須賀桜は、ちょうど見ごろを迎え、ピンク色の花をたくさん咲かせていました。

大方丈と蜂須賀桜
蜂須賀桜は、もとは徳島城にあったもので、沖縄系のカンヒザクラとヤマザクラの一代自然交配雑種のカンザクラです。
徳島藩を治めていた蜂須賀家と縁がある地に「蜂須賀桜と武家屋敷の会」が、蜂須賀桜の植樹を行っており、清浄華院も、7代藩主の宗英のお墓があることから平成23年(2011年)に植えられました。
カンヒザクラは真っ赤な花を咲かせることから、それが交配された桜はピンク色の花を咲かせるものが多く、蜂須賀桜もその特徴を有しています。

蜂須賀桜と青空
青空を背景に見上げる蜂須賀桜は、花のピンク色がくっきり。
たくさんの花を咲かせていますが、まだつぼみも見られることから、これからもっと華やかになりそう。
大方丈の前から眺める蜂須賀桜は、手前の木が邪魔になって、良い構図とは言えませんね。

大方丈前から見る蜂須賀桜
御影堂(みえいどう)を背に眺める蜂須賀桜は写真撮影の定番。

御影堂と蜂須賀桜
蜂須賀桜の前に置かれた宝篋印塔は、13代将軍徳川家定に嫁いだ天璋院篤姫の曾祖母智満方(ちまのかた)のお墓。

宝篋印塔と蜂須賀桜
ここに蜂須賀桜が植えられて、智満方も毎年3月になるのを心待ちにしているのでは。
その隣には、藤原道長ゆかりの法成寺(ほうじょうじ)の礎石が置かれています

法成寺の礎石と蜂須賀桜
礎石から蜂須賀桜を見上げると、枝がすかすか。
美しく観賞したいなら、あまり蜂須賀桜に近づかない方が良さそうですな。
大方丈の北側に立ち、西に向かって蜂須賀桜を眺めます。

蜂須賀桜と鐘楼堂
奥の鐘楼堂と一緒に撮影したつもりが、蜂須賀桜に邪魔され、半分くらいしか写りませんでした。
それにしても、ピンク色の花が可憐。
桜餅と同じような色をしているので、お花見中に食欲をそそられる人もいるに違いない。
蜂須賀桜を十分に楽しんだところで、清浄華院から出ることに。
見ごろは3月18日までは続くと思われます。
なお、清浄華院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。