1月9日に京都市左京区の南禅寺に参拝した後、北に約8分歩き、熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)を訪れました。
熊野若王子神社は、京都の熊野三山の一つに数えられる神社です。
旅行者や観光客の方に人気がある哲学の道の南端に鎮座しており、観光シーズンになるとお参りする人の姿をよく見かけますね。
若王子なで牛をなでる
熊野若王子神社には、市バス停「東天王町」から東に約10分歩くと到着します。
地下鉄の蹴上駅からだと北に徒歩約15分ですね。
哲学の道の南側にある若王子橋を渡り、熊野若王子神社の入り口にやって来ました。
三箇日が過ぎたためか、人が少なそうです。
境内に入ります。
境内には、薪がたくさん置かれていました。
この時期は、焚火をしているので、境内が暖かいのがありがたいです。
まずは本殿にお参りをしましょう。
熊野若王子神社は、後白河法皇が永暦元年(1160年)に紀州の熊野権現(くまのごんげん)を勧請(かんじょう)したのが始まりと伝えられています。
また、近くの永観堂を創建した真紹(しんしょう)がその鎮守社として創建したとも伝えられています。
祭神は、国常立命(くにとこたちのみこと)、伊邪那岐神(いざなぎのみこと)、伊邪那美神(いざなみのみこと)、天照大神(あまてらすおおみかみ)です。
社名は、天照大神の別号である若一王子(にゃくいちおうじ)によります。
厄除、縁結び、開運のご利益があるとのことですから、災厄が降りかからないよう、そして、良縁に恵まれ、運が開けるようお願いしておきましょう。
奉納された絵馬には、千手乃滝が描かれていますね。
熊野若王子神社から山に入って行くと千手滝不動尊が祀られていますよ。
本殿の西側に建つ恵比須殿。
恵比須さまにも、商売繁盛をお願いしておきます。
焚火にあたって体を温めます。
この日は、最高気温が10度まで上がらない寒い日でしたが、焚火で体を温められました。
本殿の前にいる若王子なで牛もなでておきました。
自身の体の悪い所をなでてから、なで牛をなでると病気や怪我が治ると信仰されています。
また、牛の頭をなでた後、自分の頭をなでると学業祈願が成就するとのこと。
受験生は、なでておきたいですね。
こちらは、かつての若王子橋の高欄です。
平成5年(1993年)に橋を改良した際、高欄が熊野若王子神社の境内に移設されました。
境内の東側には、子育て地蔵も祀られていますよ。
お賽銭は、PayPayでも納められるようになっていました。
たくさん結ばれたおみくじ。
三箇日は、初詣客で賑わったことがわかりますね。
そろそろ熊野若王子神社から出ることに。
熊野若王子神社では、2月15日まで十六社朱印めぐりが行われています。
16社すべての御朱印を集めると、干支の縁起物がもらえますよ。
この後は、大豊神社に参拝します。
なお、熊野若王子神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。