4月中旬に京都御苑に八重桜を見に行った後、南東に約5分歩き、京都市中京区の下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)に参拝しました。
下御霊神社には、八重紅枝垂れ桜と普賢象桜(フゲンゾウザクラ)が植えられており、毎年、4月中旬に見ごろを迎えます。
この時期になると、京都市内は観光客が一気に減り、遅咲きの桜を落ち着いて観賞できますね。
普賢象が見ごろ
下御霊神社には、京阪電車の神宮丸太町駅から南西に約7分歩くと到着します。
地下鉄の丸太町駅からだと、東に徒歩約8分です。
下御霊神社の正門の前に到着。
正門の屋根の下には、龍の彫り物があるので、辰年の今年はしっかりと見ておきたいですね。
正門をくぐった先には拝殿が建っています。
最近は、テントも立っていることが多いですね。
正門と拝殿の間に植えられている八重紅枝垂れ桜は、ほとんどの花が散っていました。
そして、葉が付き始め、春から初夏へ姿を変えようとしていました。
拝殿の後ろに本殿があるのでお参りをしましょう。
祭神として祀られているのは、非業の死を遂げた人々の御霊。
災厄から身を守ってくれると伝えられていますから、しっかり祈願しておきましょう。
拝殿の北側に植えられている普賢象は見ごろを保っていましたよ。
今年の京都のソメイヨシノは、例年より開花が遅かったですが、普賢象などの八重桜は開花がやや早めでした。
そのため、八重桜が散り始めるのも例年より早くなっています。
普賢象を見上げます。
花の中心から出ている2本の雌しべが普賢菩薩が乗るゾウの花に似ていることから、普賢象の名がつきました。
普賢象に似た桜はいくつかあって、どれも、同じ時期に咲き始めます。
先ほど訪れた京都御苑には、多くの八重桜が植えられており、どれが普賢象なのか見分けるのが難しいですね。
拝殿を背に見る普賢象。
普賢象の特徴としては、2本の雌しべの他に花色が濃い紅色である点も挙げることができます。
花が下向きに咲くのも普賢象の特徴ですね。
本殿の近くのカエデは、新緑がきれいでした。
天満宮の前に植えられている白梅も緑がきれいでしたよ。
よく見ると、親指の先ほどの大きさの実もなっていました。
そろそろ下御霊神社から出ることに。
4月中旬の下御霊神社は、八重紅枝垂れ桜は見ごろを終えていましたが、普賢象は見ごろを保っていました。
普賢象は、4月21日頃まではきれいに咲いていたのではないでしょうか。
なお、下御霊神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。