元日に京都市中京区の神泉苑に初詣に行きました。
神泉苑は、東寺に属する寺院で、境内は法成就池(ほうじょうじゅいけ)が大部分を占めています。
その法成就池のほとりに空海が天竺から呼び寄せたと伝わる善女龍王を祀る善女龍王社が建っています。
2024年は、辰年なので、善女龍王社にお参りをしようと思い神泉苑を訪れた次第であります。
善女龍王社の前の行列
神泉苑には、地下鉄の二条城前駅から西に約3分歩くと到着します。
駅からだと、北側から境内に入るのが近いですが、今回は、南側の鳥居から境内に入ることに。
その鳥居近くにやって来ると、歩道まで行列ができていました。
そんなに人は多くないだろうと思ったのですが、やはり辰年なので、善女龍王社に初詣に来ている人が多いようです。
鳥居をくぐると、善女龍王社の拝殿前にずらっと列ができていました。
列に並んでいる間に元日の神泉苑の景色を眺めます。
池のほとりではサザンカが咲いていますね。
朱色の法成橋(ほうじょうばし)は、いつ見ても雅であります。
善女龍王社の近くには、恵方社があります。
恵方社は、その年の恵方に向かってお参りできるように毎年向きを変更しています。
2024年の恵方は、寅卯(東北東)で、恵方社は西南西に向けられ、参拝者が東北東を向いてお参りできるようになっていました。
それでは、恵方社にお参りをして、福を授かっておきましょう。
法成就池では、2羽のアヒルが仲良く泳いでいました。
神泉苑は、アヒルも人気ですね。
拝殿には、辰年の絵馬と座布団が置かれていました。
普段は、拝殿から本殿に向かってお参りをするのですが、元日は、本殿まで進むことができました。
本殿に徐々に近づいてきました。
本殿の入り口が狭いので、一気に何人もお参りをできません。
それが、行列ができていた理由なんですね。
それでは、善女龍王社にお参りをしましょう。
毘沙門天と弁財天の御開帳
善女龍王社にお参りを済ませた後は、本堂にもお参り。
神泉苑では、1月1日から3日まで、本堂で毘沙門天像の御開帳が行われています。
毘沙門天は、神泉苑の北門を守護し、戦勝、財福をもたらしてくれると信仰されていますよ。
また、境内の南東に祀られている弁財天も、1月3日まで御開帳が行われています。
神泉苑の弁財天は、増運弁財天で、江戸時代から池のほとりに祀られていました。
諸芸上達、福徳円満のご利益を授けてくれますよ。
増運弁財天にもお参りをし、そのお姿もしっかり拝んでおきました。
そろそろ神泉苑から出ましょう。
境内の西側の心鏡の池のほとりでもサザンカが咲いていました。
先ほどのアヒルも、休憩していましたよ。
この後は、白峯神宮に参拝します。
なお、神泉苑の詳細については以下のページを参考にしてみてください。