9月19日に京都市上京区の相国寺に参拝した後、大聖寺(だいしょうじ)を訪れました。
大聖寺には、山門を入ってすぐの場所に多くの萩が植えられています。
本堂にお参りすることはできないのですが、9月になると、萩を見に大聖寺を訪れたくなります。
秋空と萩
大聖寺は、地下鉄の今出川駅を出てすぐの場所にあります。
今出川通を挟んで同志社大学の西隣ですね。
大聖寺の山門の前に到着。
この付近は、学生さんが非常に多いですが、大聖寺に入っていく学生さんは滅多にいません。
山門をくぐります。
白砂の両脇には、木が植えられており、その下で、萩が順調に育っていました。
萩は、多くの花をたくさん咲かせ見ごろを迎えていますね。
白色の花もきれいに咲いていました。
秋晴れの空の下だと、白色の萩が、より美しく見えます。
塀を背に見る白色の萩。
秋空の下、赤色の萩が元気に咲いていました。
萩の近くには玄関がありますが、普段は中に入ることはできません。
大聖寺は、貞治7年(1368年)に天龍寺で行われた光厳天皇の法事の際、妃が落飾して夢相定円(むそうじょうえん)となり、足利義満が室町御所内の岡松殿に迎えたのが始まりです。
寺地は、何度か変わっていますが、元禄10年(1697年)に現在地に戻っています。
大聖寺は、正親町天皇の皇女が入寺して以来、歴代の内親王が入寺し、その風習は江戸時代後期の光格天皇の皇女まで続きました。
赤色の萩越しに山門を眺めます。
目線を下げて白砂と一緒に萩も見ましょう。
人が全くおらず、萩を独り占め。
当地は、室町幕府の花の御所跡だったことから、境内には、それを示す石碑が置かれています。
石碑の前でも、赤色の萩の花が咲いていましたが、やや花数は少なめでした。
今年の京都の萩は、例年よりも開花が遅かったようなので、これからもっと花が咲いてくると思います。
そろそろ大聖寺から出ましょう。
私が大聖寺にいる間、誰も入って来ませんでした。
大聖寺は、自動車が多く走る今出川通沿いにありますが、山門の奥は意外と静かですよ。
萩の見ごろは、10月上旬まで続きそうです。
この後は、梨木神社に萩を見に行きます。
なお、大聖寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。