6月13日に京都市左京区の平安神宮の神苑を拝観した後、北東に約10分歩き、金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)に参拝しました。
梅雨の時期の金戒光明寺では、アジサイを見ることができます。
アジサイは、それほど多くありませんが、梅雨の大寺院らしい景色を見られるので、6月になると金戒光明寺を訪れたくなりますね。
参道で咲くアジサイ
金戒光明寺には、市バス停「岡崎神社前」から北に約3分歩くと到着します。
岡崎神社前からだと、南門から境内に入ることになるのですが、今回は、南西角に建つ高麗門から境内に入ることに。
高麗門の左前には、「くろ谷」と刻まれた大きな石柱があり、浄土宗四ヵ本山らしい風格を漂わせています。
金戒光明寺が建つ地は、黒谷と呼ばれており、同寺も「黒谷さん」の愛称で親しまれていますね。
高麗門をくぐり、東に歩いていくと、左手に石段が現れます。
そして、石段を上ると、立派な山門が建っています。
山門も見事ですが、梅雨の晴れ間に見る桜の青葉も美しいですね。
山門をくぐると、また石段が現れます。
石段の下の参道を西に少し歩くと、塔頭(たっちゅう)の瑞泉院があり、その塀際で、西洋アジサイが見ごろを迎えていました。
赤色のアジサイもあれば紫色のアジサイもあります。
青色のアジサイも見られますね。
色が微妙に変化しているのがアジサイらしいです。
ガクアジサイもきれいに咲いていましたよ。
蓮池のアジサイ
山門の後ろの石段を上り御影堂(みえいどう)の前にやってきました。
御影堂の頭上には、本格的な夏が近づいているのを感じさせるような雲が見えます。
御影堂の左前にある手水鉢には、いつものようにアヒルがいっぱい並んでいますね。
最近は、このアヒル手水を見るのも、金戒光明寺の楽しみの一つになっています。
それでは、御影堂の中に入ってお参りをしましょう。
堂内は広々としており、中央には、浄土宗の開祖の法然上人の御影が祀られていますよ。
御影堂の階段下では、早いものでヒマワリが咲いていました。
誠の旗が風に揺れています。
御影堂にお参りを済ませた後は、そこから南東に歩き、蓮池にやって来ました。
蓮池のほとりでも、アジサイがたくさん咲き見ごろを迎えていますね。
蓮池に架かる極楽橋の近くには、ガクアジサイも。
蓮池は、その名のとおり、夏になるとハスの花も見られますが、この日はまだ咲いていませんでした。
ハスは、7月に入ってからですかね。
墓地の石段を上り三重塔の前にやって来ました。
そして、振り返ると、眼下に山門が見えます。
ここから見る京都の景色も見事なんですよね。
左奥の大きな建物は、ホテルオークラ京都です。
ホテルオークラ京都の後ろには、西山も見えますが、この日は、空気がややかすんでいたので、くっきりとは見えませんでした。
金戒光明寺のアジサイは、6月いっぱいはきれいに咲いていると思います。
梅雨の金戒光明寺は、人が少ないので、静かにアジサイを観賞できますよ。
この後は、真如堂にアジサイを見に行きます。
なお、金戒光明寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。