5月初旬に京都市左京区の要法寺に参拝した後、北東に約15分歩き、金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)を訪れました。
金戒光明寺は、浄土宗四ヵ本山の一つに数えられる寺院で、黒谷に立派な建物を持っています。
今の時期は、境内のいたるところで新緑を見られ、初夏の景色を楽しむことができます。
ツツジとカキツバタ
金戒光明寺には、京阪電車の神宮丸太町駅から東に約15分歩くと到着します。
市バスだと、「岡崎神社前」で下車して北に3分ほど歩けば金戒光明寺の南門に到着するので、こちらの方が楽ですね。
南門をくぐってすぐの場所にある墓地の前では、きれいに刈り込まれたツツジが、赤色の花をたくさん咲かせていました。
ツツジは、見ごろですね。
墓地から少し北に歩くと蓮池があります。
蓮池の端の方ではキショウブが咲いていました。
カキツバタも紫色の花を咲かせていますね。
蓮池では、カモも気持ち良さそうに泳いでいましたよ。
ちなみに金戒光明寺の蓮池は、兜の池とも呼ばれています。
境内の新緑
蓮池の近くの坂道沿いに植えられているカエデが、黄緑色の若葉をたくさん付けていました。
青空を背景に見るカエデの新緑は、なんとも爽やかであります。
蓮池から西に歩き、山門の前にやって来ました。
山門の下でも、ツツジがたくさんの花を咲かせていましたよ。
石垣も立派ですね。
金戒光明寺は、幕末に京都守護職の会津藩が宿所としたお寺です。
境内は、城郭を思わせるような造りとなっており、それが会津藩の宿所に選ばれた理由でしょう。
山門をくぐった先の石段脇の新緑も鮮やかな黄緑色。
上の建物は、納骨堂です。
石段を上った正面には御影堂(みえいどう)が建っています。
御影堂の中に入ってお参りをできますが、今回は、納骨堂の近くに建つ阿弥陀堂にお参りをしました。
中には、金色の大きな阿弥陀さまがいらっしゃいますよ。
茶所の近くの手水鉢の縁には、いつものようにたくさんのアヒルがいました。
手水鉢の中にもアヒルがいたり、花が飾られていたりすることがあるのですが、この日は水が張られているだけでした。
北側の参道の新緑もきれいですね。
無人の参道を新緑を見ながら歩いていると、清々しい気持ちになります。
5月初旬の金戒光明寺は、人が少なく静かに参拝できました。
5月いっぱいは、透き通るような新緑を見られるので、ぜひ、この時期に金戒光明寺を訪れてください。
この後は、真如堂に新緑を見に行きます。
なお、金戒光明寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。