2月末に新日吉神宮に梅を見に行った後、西に約10分歩き、豊国神社に参拝しました。
豊国神社は、豊臣秀吉を祀る神社です。
歴史が好きな方なら一度は参拝したい神社ですが、出世開運のご利益を授けてくれると伝えられていることから、ビジネスパーソンの方にもお参りに訪れていただきたい神社ですね。
青空の下の境内
豊国神社には、京阪電車の七条駅から北東に約6分歩くと到着します。
市バスだと「博物館三十三間堂前」から北に徒歩約3分です。
今回は、豊国神社の北隣に建つ方広寺から境内に入りました。
この日は、雲一つない晴天で、春を感じられる陽気でした。
参道わきに座る豊臣秀吉。
醍醐の花見も、このような青空の下に座っていたのでしょうか。
参道の先に建つのは、国宝三唐門の一つに数えられる唐門です。
ところどころに金色の装飾が施されているのが、豪華に感じます。
唐門の前には、兜を被ったウサギがいます。
このウサギは、京都美術工芸大学が制作したものです。
今年は卯年だから、ウサギなんですね。
近くには、「兎の登り坂」と書かれた説明書がありました。
ウサギは後ろ足が発達しており前足に対して長いので、坂を上るのが得意であり、持ち前の力を発揮してぐんぐん進むことができる。
そのように自分の得意分野で能力を遺憾なく発揮できることを指す。
ということだそうです。
自分の得意分野を磨くことで、豊臣秀吉のように出世できるかもしれませんね。
それでは、唐門の前から拝殿の奥に建つ本殿に向かってお参りをしましょう。
元日には本殿の前に進んでお参りできますが、普段は唐門より先に進むことはできません。
唐門の前には、千成ひょうたん絵馬があります。
奉納金は500円で、絵馬に願い事を書いて奉納すると、明朝に神職の方が神前でお祓・祈願の上、御宝前に1年間奉掲されます。
唐門には、その千成ひょうたん絵馬がたくさん吊るされていますよ。
豊臣秀吉の馬印は、ひょうたんで、戦に勝つたびにひょうたんを追加していきました。
秀吉の戦での活躍は目覚ましく、そのひょうたんが瞬く間に増えていったことから、千成ひょうたんと言われるようになりました。
唐門近くに植えられている蜂須賀桜は、まだつぼみでした。
蜂須賀桜は、徳島城に植えられていた桜で、徳島城主の蜂須賀家と縁のある地に植樹されています。
戦国時代、野武士の蜂須賀小六が豊臣秀吉の家臣となったことはよく知られていますね。
開花時期は、3月上旬から中旬で、京都の桜の中ではかなり早い時期に咲きます。
お参りを済ませたので、そろそろ境内から出ることに。
帰りは、西側に立つ鳥居から出ました。
鳥居の前には、広々とした正面通があります。
この辺りは、正面町と言われますが、その地名も豊臣秀吉と関係がありますよ。
この後は、法住寺に梅を見に行きます。
なお、豊国神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。