八坂神社の節分祭で観覧した今様奉納・2023年

2月3日。

京都の各寺社で節分の行事が催されました。

節分の日は、どのお寺や神社も、正月三箇日と同じくらいの賑わいを見せます。

私は、朝から京都市東山区の八坂神社に節分祭を見に行ってきました。

賑わう境内

八坂神社には、京阪電車の祇園四条駅から四条通を東に約5分歩くと到着します。

西楼門の辺りは、たくさんの人がおり、八坂神社へと入っていきます。

八坂神社の節分祭は、2日と3日の両日で行われます。

3日は、午前11時から日本今様謌舞楽会による今様奉納があるので、それに間に合うように八坂神社を訪れた次第です。

時刻は午前10時45分頃。

すでに今様奉納が行われる舞殿の周囲にたくさんの参拝者がいました。

本殿の前にも、多くの参拝者がいますね。

本殿

本殿

それでは、本殿にお参り。

本殿の西側には、福引所があります。

福引所

福引所

八坂神社で、1袋300円で福引券付きの福豆が授与されます。

電化製品など豪華景品が用意されていますよ。

仮設の御神札おまもり授与所もあり、境内は大賑わい。

授与所

授与所

今様奉納

午前11時となり、日本今様謌舞楽会の方々が舞殿に上がって来ました。

舞殿に整列

舞殿に整列

舞殿に上がった方々が、まずは神職のお祓いを受けます。

今様(いまよう)は、平安時代後期から鎌倉時代にかけて流行した歌曲です。

その今様に合わせて、白拍子が舞を披露します。

白拍子

白拍子

白拍子は、直垂(ひたたれ)、水干(すいかん)、烏帽子(えぼし)を身につけた踊り子です。

2人の白拍子

2人の白拍子

平安時代末期の祇王や仏御前、静御前が白拍子の中では有名ですね。

今様は、3曲奉納され、そのうちの1曲は、後白河法皇が編纂した梁塵秘抄(りょうじんひしょう)の中から選ばれていました。

白拍子は、扇を左右に振ったり、頭上に掲げたりしながら、優雅に舞います。

舞殿の柱が邪魔になることがありましたが、白拍子の舞を観覧することができました。

なお、今様の1曲目は、動画にも収めていますので、ご覧ください。

2曲目が終わった後、和歌が奉納されました。

和歌の奉納

和歌の奉納

和歌を詠む声が、境内全体に響き渡ります。

そして、3曲目の今様の奉納です。

鈴を鳴らす白拍子

鈴を鳴らす白拍子

白拍子は、鈴を鳴らしながら踊ります。

豆まき

今様の奉納が終わると、お待ちかねの豆まきです。

日本今様謌舞楽会の方々が舞殿の周囲に立ち、「ふくはーうちー」の掛け声とともに福豆をまき始めました。

八坂神社の豆まきでは、「おにはーそとー」の掛け声はありません。

豆まき

豆まき

福豆が宙を舞います。

しかし、私がいる場所まで福豆が飛んできません。

手を上げて福豆を待ち構える参拝者たち。

参拝者の手

参拝者の手

1袋だけ、取れそうなところに飛んできたのですが、キャッチ失敗。

結局、福豆は1つも取れずに豆まきが終わってしまいました。

以前は、3袋くらい取れたのですが残念です。

この後、午後1時からも祇園甲部歌舞会の奉納舞踊の後に豆まきが行われるので、その時に福豆を取れるように頑張りましょう。

なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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