6月中旬。
京都市左京区の百萬遍知恩寺に参拝した後、北西に約15分歩き下鴨神社を訪れました。
下鴨神社は、京都市内に残る自然林の糺(ただす)の森にある世界遺産に登録されている神社です。
京都の中でも、古い歴史を持つ有名な神社ですが、意外と参拝者は少なめです。
境内が広いので、人が多くても混雑しないだけとも言えますが。
梅雨の気配を感じる糺の森
下鴨神社の最寄り駅は、京阪電車の出町柳駅です。
駅からは、北西に約5分歩くと、下鴨神社の参道の前に到着します。
参道は、糺の森の中をまっすぐ北に延びています。
地面が砂地になっているので、古社の参道らしさを感じられますよ。
糺の森の中を北に向かって歩きます。
カエデの青葉がしっとりとして見え、梅雨の気配が感じられます。
おやすみ処のさるやが営業中。
これから暑くなってくると、お店の中で冷たい飲み物が欲しくなりますね。
鳥居をくぐり楼門の前にやって来ました。
参道は人が少なかったですが、楼門近くまで来ると、参拝者の姿が増え始めました。
それでも、今の時期の京都は、旅行や観光で訪れる人が少ないので、下鴨神社も人はそれほど多くないですね。
楼門をくぐると正面に舞殿が建っています。
舞殿の奥に中門があり、それをくぐると、干支の守り神の言社があるのでお参りをします。
そして、本殿の前に進んで、さらにお参り。
下鴨神社は、正式には賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といいます。
祭神は、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と玉依媛命(たまよりひめのみこと)です。
賀茂建角身命は、厄除けや交通安全など人々の暮らしを守る神さまです。
玉依媛命は、縁結び、安産、子育ての神さまとして信仰されています。
本殿にお参りを済ませ、境内の北東にある御手洗川(みたらしがわ)にやってきました。
御手洗川の周囲の景色も梅雨らしくなっています。
御手洗川は、土用の丑の日が近づくと、水がこんこんと湧き出します。
その泡をかたどって作られたのが、みたらし団子です。
また、土用の丑の日ころには、御手洗川で足を浸す御手洗祭が行われますよ。
授与所は、夏らしい装いになっていました。
境内の北西角の鳥居近くのカエデは、まだ新緑がきれいでしたよ。
糺の森に戻ります。
泉川のほとりでは、アジサイがひっそりと咲いていました。
この辺りに来る人は少ないので、梅雨時にアジサイが咲くことを知っている人は多くないと思います。
帰りは馬場を南に向かって歩きます。
自然林の糺の森の中を歩いていると、心が浄化されていくようでしたよ。
この後は、河合神社に参拝します。
なお、下鴨神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。