土用が近づくと水がわき出す御手洗川・下鴨神社

京阪出町柳駅から徒歩5分ほどの場所に世界遺産に登録されている下鴨神社が建っています。

この下鴨神社の境内には、御手洗川(みたらしがわ)という不思議な川が流れています。

みたらしだんご発祥の地

御手洗川は、下鴨神社の境内の北東から流れています。

そして、御手洗川が湧き出している辺りには、御手洗社という小さな社が建っています。

御手洗社

御手洗社

御手洗社は、井上社ともいい、当初は、賀茂川と高野川が合流する辺りに建っていたそうです。

しかし、応仁の乱によって文明2年(1470年)に焼失。

その後、文禄年間(1592-1596年)に当地に再建されました。

ちなみに井上社という社名は、井戸の井筒の上に祀られたことが由来だそうです。

冒頭で、御手洗社から流れている御手洗川は不思議な川だと述べました。

その理由は、普段は水が流れていないのに土用が近づくとこんこんと水が涌きだしてくるからです。

御手洗川

御手洗川

この御手洗川からこんこんと涌きだす水の泡を表現した食べ物が、みたらしだんごです。

みたらしだんごの「みたらし」は、「御手洗」からきていたんですね。

なお、土用が近付くと涌きだす御手洗川は、京の七不思議のひとつに数えられています。

御手洗川では、5月の葵祭に先立つ斎王代の御禊(ぎょけい)の儀が行われたり、立秋の前夜には矢取りの神事が行われます。

もちろん、土用が近づくと水が涌きだす場所ですから、土用の丑の日にも行事が催されます。

土用丑の日はみたらし祭

土用といえば、土用の丑の日。

この日は、ウナギを食べて精をつけ、夏バテを防ぐ風習がありますが、下鴨神社ではみたらし祭という行事が催されます。

みたらし祭は、境内の御手洗池に足を浸して無病息災を祈願する行事です。

夏の暑さが苦手という方は、みたらし祭に参加してみてはいかがでしょうか。

また、下鴨神社の近くには、みたらし団子を扱っている「加茂みたらし茶屋」というお店があります。

私は、加茂みたらし茶屋でみたらし団子を食べたことがないので、その味を説明することはできません。

「Silencer169見聞録」さんが、加茂みたらし茶屋のみたらし団子の写真と食べてみた感想を以下の記事で紹介されていますので、ご覧になってください。

みたらし祭の後は、本場のみたらし団子を食べて帰るのもいいですね。

下鴨神社に参拝した時には、御手洗川にも立ち寄って、水が涌きだす様子を観察してみてください。

なお、下鴨神社の詳細については、以下のページを参考にしてみてください。



京都桜photo