3月下旬に京都市東山区の祇園白川に桜を見に行った後、東に5分ほど歩き、知恩院に参拝しました。
知恩院は、浄土宗四ヵ本山に数えられる浄土宗のお寺で、境内には比較的多くの桜が植えられています。
京都の桜は、3月16日に開花したことから、知恩院でもそろそろソメイヨシノが見ごろに入って来そうです。
三門付近の桜
知恩院には、地下鉄の東山駅から南に5分ほど歩くと到着します。
今回は、祇園白川から知恩院に向かったので、東大路通を渡り、知恩院道を歩いて知恩院に向かいました。
知恩院道の入り口に建つ新門をくぐった先では、ヒガンザクラが満開になっていました。
奥には、三門が見えます。
この日は晴れている時もあれば、曇りの時もあり、知恩院に到着した時には、あいにくの曇り空でした。
三門の近くまでやって来ると、塀際で桜が見ごろを迎えていました。
でも、三門の前に植えられているソメイヨシノは、まだ2分咲きから3分咲きで見ごろには少し早い状況です。
石段を上って三門をくぐります。
三門の先にある急な石段は男坂です。
その男坂の脇の桜は、もうほとんど満開でした。
三門の周囲には、ソメイヨシノが数本植えられていますが、このソメイヨシノが最も咲き進むのが早かったです。
境内の桜風景
男坂を上るのはきついので、南隣の女坂を上っていきます。
女坂の入り口付近には、友禅苑があり、きれいな枝垂れ桜を見ることができますよ。
今回は、友禅苑を拝観しないことに。
女坂を上りきると、左手に朱色の七百五十万霊塔が建っています。
その前のソメイヨシノは、5分咲き程度でした。
御影堂(みえいどう)の正面に建つ寶佛殿の近くに植えられている桜も、そろそろ見ごろに入ってきています。
寶佛殿の東の池のほとりに植えられている桜は、ほぼ見ごろ。
奥に見える納骨堂の近くの桜も、花数が増えて行っています。
納骨堂から北に歩き、智慧乃道の前にやって来ました。
智慧乃道の近くのソメイヨシノは、あまり日当たりが良くないためか、やや花数が少なめです。
智慧乃道を上ります。
知恩院の東側にそびえる華頂山の中腹には、浄土宗の開祖の法然上人の御廟と勢至堂が建っています。
それでは、勢至堂に入って、お参りをしましょう。
御廟の近くには、紅枝垂れ桜が植えられています。
この紅枝垂れ桜は、一重の花を咲かせます。
ソメイヨシノよりやや早い時期に咲き始めますが、今年は、まだ5分咲き程度しか咲き進んでいませんでした。
もっとたくさんの花を咲かせていると思ったのですが、ちょっと残念でしたね。
勢至堂から来た道を戻ります。
そして、納骨堂の南に建つ大鐘楼の前にやってきました。
いつもながら、吊るされた梵鐘は迫力がありますね。
大みそかには、この梵鐘の音色が東山に響き渡ります。
知恩院の桜は、咲き進むのがやや遅いように思えました。
それでも、今年は開花が早く、3月25日頃から見ごろに入って来そうですよ。
この後は、円山公園に枝垂れ桜を見に行きます。
なお、知恩院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。